猫の多頭飼いで破産寸前の人を発見しました。

 猫ちゃんを単頭飼いしているご家庭で、多頭飼いに興味があるけれど、大変のでは?とためらっている方も多いのではないでしょうか?

 

 当サイト独自のアンケート結果を元に多頭飼いにおいての苦労や金銭面での注意点を洗い出してまとめましたので、見ていきましょう!

猫の多頭飼いと保険の関係

 

〜猫の多頭飼いを始めた理由〜

猫の多頭飼いを始めた理由

先住猫の寂しさを解消するため

 ペットの飼い主さんを対象としたアンケート調査によると、多頭飼いをしようと思ったきっかけで最も多かったのが、「先住猫が寂しそうだから」で、全体の約47.0%となっています

 

 人間でも一人っ子だと寂しいからという理由で兄弟がいた方がいいかなという親御さんも多いと思いますが、それと似たところがあるようです。

 

 特に一人暮らしをしている方で猫ちゃんを飼っている方でこのように答えた方が多かったです。

 

 たしかに一人暮らしをしていて、日中は仕事などで家を開けることが一日の半分あると、単頭飼いの猫ちゃんは寂しく感じるかもしれませんよね。

 

 特にオス猫の場合は甘えん坊が多いため、寂しがる子が多いようです。

 

 ちなみに我が家のちび(メスです)は、ほとんどと言っても過言ではないくらい寂しがらないです。笑

 

 普段家にいて、モフモフしようとしても結構ガチで嫌がるくらい一人の時間を大切にする猫です。笑

里親・野良猫保護のため

野良猫を保護

(「Miaou」さんより引用)

 また、「里親になろうと思った」「野良ネコを保護した」など、気の毒な境遇のネコをほっておけなくて多頭飼いをしているケースも多く見られました。

 

 もともと猫ちゃんを飼っているとフラフラとさまよっている猫ちゃんを見ると助けてあげたくなってしまいますよね。

 

 特に真夏や真冬など外で過ごす野良猫ちゃんのことを考えると家の中で暮らさせてあげたいと思うことがあると思います。

 

 実際に私自身も迷い猫を見るとものすごく拾ってあげたいと思ってしまいます。

 

 しかし、我が家にはちびもいますし、ココアもいます。

 

 彼女たちの今の環境を変えたくないといった思いもありますし、彼女たちに対する愛情が分散されてしまうのではという恐れもあり、今後も受け入れることはないと思います。

 

〜猫の多頭飼いの問題点〜

 下記のように、実際に複数飼いを行ってみると、もちろん猫ちゃんの愛くるしさや幸せも倍増しますが、苦労も倍増するものです。

多頭飼い猫の喧嘩

(「Catchu」さんより引用)

多頭飼いの猫同士の相性問題

 アンケートで複数飼いで大変だと感じることで多かったのは、「ネコ同士の相性の問題」でした。

 

 いじめられて隔離して育てているケースや、先住猫が新入りネコを受け入れられず食べたものを吐いたりトイレ以外の場所でおしっこをしたりするケースもあるとのことです。

 

 猫ちゃん(ワンちゃんや他の動物もそうですが)は人間より感情表現が素直です。

 

 なので「嫌いなもんは嫌い!」といった感じで、いじめをしてしまったり、ストレスを抱えてしまって普段の食事をうまくすることができなくなってしまったり、自分を見てほしくてトイレ以外の場所で粗相を起こしてしまったりします。

 

 やっぱり一度嫌いになってしまったものを好きになることは大変なことなので、受け入れるときの初動が肝心です(「猫の多頭飼いを成功させるコツ!ポイントは『2週間』参照」。

トイレ掃除の頻度増加問題

 また、トイレの掃除回数が増えるので「トイレ掃除の負担」が大きいという声も目立ちました。

 

 当たり前ですが、2匹になるとトイレ掃除の手間は2倍、3匹になると3倍と負担が増えます。

 

 うんちやおしっこを取るだけならまだしも、猫砂の取り替え回数も増えますし、猫砂を買う頻度も増えますので出費も大きくなってきます。

 

 手間とお金がかかります。

抜け毛倍増問題

 さらに、ネコが増えると抜け毛も倍増します。

 

 特に長毛種の抜け毛はカーペットラグなどに絡みやすいですので、毎日の掃除や洋服についた毛の掃除も面倒です。

 

 黒の服なんて着れたもんじゃありません。笑

 

 家を出るときにコロコロをかけまくらないと出かけることができません。笑

 

 特に夏前など気温が上がってくると自然と抜け毛も多くなってきますので、永久に猫ちゃんの毛が出てきます。笑

飼育費等経済的問題

 先ほどのトイレの話でもしましたが、猫砂の他にキャットフードの消費量も増えます。

 

 たしかにホームセンター等で大袋の安いキャットフードも売っていますが、安すぎるフードをあげるのは正直どうかなと私は思っています。

 

 もちろん野良猫として食べるものが確保されていない状態よりは幸せかもしれませんが、受け入れた以上、出来るだけ健康に長生きできる環境を猫ちゃんに与えてあげることも大事かなと思います。

 

 これは各ご家庭で見解は様々だと思うので、これ以上断言的なことは言えませんが、キャットフードが安いにしろ高いにしろ、消費量は減らすことはできないので、経済的な部分は逃れられない問題となってきます。

 

〜猫の多頭飼いでの問題点の解決方法〜

猫の多頭飼いでの問題解決方法

(「PET PET LIFE」さんより引用)

 では、このような複数飼いの問題・苦労を和らげるためには、どうすればいいのでしょうか。

 

 複数飼いではネコの世話、掃除、費用、病気など、さまざまな苦労があります。

 

 しかし、苦労を補ってくれるほど、愛くるしいのがネコという生き物です。

 

 複数飼いの苦労があることを自覚し、経済面日々のケアなどを継続的に行えるか、しっかりと計画を立ててから複数飼いをするかどうかを決めることをおすすめします。

ストレス対策に去勢は必ず行うこと

 複数飼い経験者の声を聞くと、「去勢は絶対に必要!」という声が多くみられました。

 

 以前、NHKの番組であるクローズアップ現代でも取り上げられたことがあるのですが、複数飼いでネコが増えすぎる問題が指摘されています。

 

 クローズアップ現代でも、最初はオスとメスの2匹の子ネコを飼ってかわいがっていた普通の住宅が、子どもができて5匹に増え、さらにその子どもが増えて……と、ネコが何十匹も暮らすネコ屋敷になってしまった例が紹介されていました。

 

 最初は可愛そうだからという理由で去勢しなかったのですが、そのうちどんどんネコが増えるので去勢しようとしたところ、1匹の去勢代でも数万円かかるので、全ての飼いネコを去勢するとかなりの出費となり、去勢を諦めてしまったとという内容でした。

 

 正直、少し先の将来を考えれば、最初に去勢しておくことが、大切ということは気付くはずです。

猫の医療費はバカにならない

 ペットの医療費は去勢をするにしても、ワクチンを接種するにしても、治療を受けるにしてもかなりの出費になります。

 

 1匹なら何とか頑張れても、複数飼いでは経済的な負担は非常に大きくなります。

 

 このためペット保険の加入を勧める飼い主さんも多く見られました。→ペット保険の詳細はこちら

 

 人間も保険にはほとんどの人が入っていると思います。

 

 保険によって、調子が悪く病院に行ったときに負担をなるべく小さくして治療を受けることができます。

 

 猫ちゃんも同じで、調子が悪くなったら出来るだけ早く動物病院へ連れていくことが大切になってきます。

 

 私たち飼い主なんて所詮動物に関してはど素人です。

 

 病気の判断や治療方法を自らすることなんてできません。

 

 治療費が頭にちらつき、獣医師さんのところへ連れていくことをためらっていて「しばらく様子を見てみよう」と勝手な判断で症状を悪化させたらダメです。

 

 余計な心配ごとを無くして、猫ちゃんを病院へ連れていってあげられる環境を飼い主さん自身で作ることが大事です。

先住猫優先は絶対的優先事項

 そして、何事も先住猫を優先させること。

 

 これが大事になってきます。

 

 動物の世界は正直な上下関係の世界です。

 

 先にいたものこそが偉いです。

 

 名前を呼ぶ順番、ご飯を食べる順番、撫でてあげる順番…などうっかり順番を間違えてしまうとかなりヘソを曲げてしまう猫ちゃんもいるので注意です。

 

 しかし、どちらか1匹だけしかいない場合は、その子を思いっきり甘えさせてあげることも、ネコのストレス発散には大切とのアドバイスもありました。

 

〜多頭飼い猫のペット保険加入は必須〜

猫の保険加入は必須

(「楽天」さんより引用)

 上記のように、多頭飼いをする上で、最初に去勢手術をしなければ、猫はどんどんと増えていきます。

 

 「かわいそうだから」という理由で去勢から遠ざかっていると、後々飼い主さんへの経済的な負担は大きくなっていきます。

 

 去勢をせずにどんどん赤ちゃん猫が増えてきて、もちろん捨てることもできずに育て上げることを選び、そこでもまた去勢をせず、また赤ちゃんが生まれ、最終的には食事通院費がとんでもなく膨れ上がり手に負えなくなってしまったという方もアンケート回答者の中にいらっしゃいました。

 

 ほんと信じられない話ですが、実際そういったこともこの世では起こっており、最終的に猫ちゃんに最悪の結果を与えてしまうといったこともあります。

通院時の医療費削減対策はマスト

 また、病気になる確率・回数も単頭飼いよりも高く、これは考えなくてもわかることです。

 

 そのときにできるだけ通院時の出費を抑えるには保険に入っておくことを強くオススメします。

 

 人間と同じですね。

 

 「通院費がどのくらいかかるか不安だから」とか「高額な治療費とか払えない」とかそういった理由で猫ちゃんを動物病院へ連れていくのが遅くなってしまうと、重大な病気の場合、悪化してしまうことがあるので、そのような心配なく連れていってあげてほしいです。

 

 人間の保険とは違って、猫ちゃんの場合は月々の保険料がとても安いので入っておくことに越したことはありません。

月々500円から入れる格安のペット保険もある

 月々500円程度の安い保険もあり、こちらのサイトから無料で猫ちゃんに合った保険を探せるので、まず目安を確認するためにも必ずやってみてほしいです。

 

 たしかに多頭飼いで保険に入る猫ちゃんが多ければ月々の保険料も増えます。

 

 しかし、猫ちゃんが立て続けに病気になり通院が必要となれば、その月々の保険料は軽く超えてしまいます

 

 投資と同じで、目先の出費より、後々の出費を見据えてほしいと正直に思います。

 

 それより、計画性を持って猫ちゃんを受け入れてほしいというのが一番ですが…笑

 

 今各ご家庭で元気に暮らす、愛猫ちゃんのためにしっかりと考えてあげて、楽しいハッピーライフを送ってください!

 

次の記事:「猫が元気が無いのは病気のサイン?」

 

前の記事:「多頭飼いで新入り猫が受けるまさかの洗礼。」

 

最後に

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