多頭飼いで新入り猫が受けるまさかの洗礼。

 猫は犬とは異なり、単独で行動する動物です。

 

 集団行動は行わないので、仲間がいなくても寂しく思うことは少ないのです。

 

 では、新入りの子がやって来たら、どうなるのでしょうか?

 

 多頭飼いに向いている猫や向いてない猫、受け入れたらどうなるかまとめましたので見ていきましょう!

新入り猫さんいらっしゃい

 

〜新入りがやって来るとどうなるの?〜

 猫に限らず動物は、自分がいる場所に新しい顔ぶれがやって来た場合、先に住んでいる方に優先権があります。

 

 このため、テリトリーを侵害されたと受け取り、とみなすといったことが起こってしまい、先住ネコが嫌がるケースが多いのです。

 

〜新入りがやって来てどうなるかは性格にもよる〜

 もう1匹飼おうかどうかを検討する場合は、今飼っている猫が多頭飼いに向いている性格なのかどうかを考える必要があります。

 

 複数で暮らすのに向いている猫と、向いていないネコについて、その特徴を見てみましょう。

向いている猫

 複数のネコがいてもうまくやっていけるネコの性格としては、大らかであまり気にしない性格であること。

 

 そして、来客など知らない人がきても怖がらないなど、人見知りをしない性格のネコも多頭飼いに向いているといえます。

向いていない猫

 逆に、神経質だったり臆病だったりするネコは、新参者を受け入れにくくなります。

 

 また、気が強い俺様タイプのネコも、テリトリーの侵害に敏感ですから、うまくやっていけない可能性が高いといえるでしょう。

 

〜性格以外での相性の事前チェック方法〜

 しかし、これらはあくまでも一般論です。

 

 おおらかな性格のネコであっても、新入りネコと相性が合わないこともありますし、その逆もあります。

年齢差によるチェック

 性格にかかわらず、多頭飼いが最も成功しやすいのは、先住ネコも新参のネコも子ネコのうちにいっしょに飼うことです。

 

 子ネコは成ネコと違ってテリトリーの意識がほとんどありません。

 

 また、遊びが大好きですから、他のネコと遊びながら暮らすことで親密感も育っていきます。

 

 大人になってから多頭飼いをしても仲良くなれるケースもありますが、お互いの年齢が高くなるのと比例して、仲良くなれる可能性が低くなるといえるでしょう。

性別(去勢前・去勢後)によるチェック

 また、仲良くなりやすい性別の組み合わせもあります。

 

●去勢をしていないオス猫

 まず、去勢をしていない雄ネコは、テリトリーの侵害に敏感なので、新参者を敵とみなして仲良くなれないケースが多くなります。

 

 そのため、去勢をしていないオス同士は、かなり難しい組み合わせといえるでしょう。

 

●去勢をしているオス猫やオスメス猫

 しかし、去勢をしている雄ネコは、テリトリー意識が低くなるので、他のネコと仲良くなりやすい傾向にあります。

 

 オスとメスの組み合わせも、仲良くなりやすい組み合わせといえるでしょう。

 

 しかし、メスはオスに比べて神経質な性質のネコが多いので、メスが神経質な性格の場合は、オスを嫌って威嚇するなど、うまくいかないケースもあります。

 

●メス同士

 メス同士も仲良くなりやすい組み合わせですが、オスとメスの組み合わせ同様に、神経質なメス同士の場合は、相手を受け入れようとせずに仲良くなれないことがあります。

 

〜ぶっちゃけると〜

 新参ネコがやって来てどうなるかは、実際に飼ってみないとわからないのが実情です。

 

 新参ネコがやって来ても、いきなり二匹を一緒にさせず、最初の数日は別々の部屋に隔離する。

 

 その後は飼い主がなでて手につけたネコの匂いを、もう一方のネコにこすりつけて、お互いの匂いを交換し、布越しに対面させてください。

 

 その後、ケージごしに対面させ、お互いが慣れてきてから、いっしょに過ごさせるようにするなど、焦らず少しずつ慣れさせてあげましょう。

 

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最後に

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