飼い猫の鼻に、白い粉のようなものがついているのを、見つけたことがある人はいますか?
ちょっとした汚れかなと気にしないでおくと、もしかしたら猫の不調を訴えるサインかもしれません。
ではどのような場合、注意が必要なのでしょうか?
言葉を発することができない猫たちの不調は、日頃から世話をしている飼い主さんでしかわからないこともたくさんあります。
まず鼻水が出ていないかのチェックをしてみましょう。
また、くしゃみをしていないか、食欲や下痢などはしていないかなども猫の健康状態を知る項目になります。
〜白い粉の正体とは?〜
では鼻についている白い点はどのような症状の可能性があるのでしょうか。
簡単に取れるとなれば汚れなどかもしれませんが、簡単に取れないこびりついたものの場合、カビの一種の可能性があります。
猫の鼻の頭にできる白い点は、猫の鼻の構造の特性としてできてしまうストロー現象に問題があります。
このストロー現象というのは猫が鼻水を垂らした時に鼻の頭までその鼻水が上がり、鼻の頭の際に生えている産毛がさらにその鼻水を吸い上げてできるものの事をいいます。
鼻水は雑菌や老廃物を排出するために出るものなので、それが放置され蓄積されてしまうとカビが繁殖してしまい、体調にも影響を及ぼしてしまうので注意が必要なのです。
〜カビ取りは素人でもできる〜
このカビの取り除き方法はそこまで難しいものではありません。
まずはじめに綿棒とぬるま湯を用意します。
最初にカビの部分を乾いた綿棒でこそげ落とし、その後ぬるま湯で湿らせた綿棒やコットンで、さらにカビの部分を取り除きます。
大体の場合はこの工程で、ほぼカビを取り除くことができます。
また、カビを繁殖させないようにするには、水分をしっかり取り除くことが重要になっていきますので、乾いたコットンでしっかりとカビの根元の水分まで取り除きましょう。
そして、鼻の穴の掃除も忘れてはいけません。
綿棒をぬるま湯で湿らせ、鼻の入り口付近をしっかりと掃除してあげます。
もし、病院などで診察済みでお薬を処方されていれば、綿棒につけて清潔に拭き取った鼻につけます。
大人の猫だとしてもお薬の強さで体調を崩してしまうこともあるので、分量や1日使用可能な頻度を必ず守りましょう。
〜迷ったら専門医に〜
猫の鼻の頭にある白い点が全てカビだと断言はできません。
中にはトイレの砂が鼻の頭について白くなってしまうこともあります。
白い点だけでなく、くしゃみや鼻水などの症状がある場合も同様に、単なる風邪と判断するのは危険なことなのです。
たとえ風邪だとしても悪化すれば死に至る可能性もありますので、症状が続くようなら病院に連れていきましょう。
また、風邪やウイルスなどによる感染を起こしている猫ちゃんは、他の猫に同じ症状を移してしまう可能性がとても高いので、体調が改善するまでは隔離して経過を見ることが、他の猫たちにとっても大切になります。
ひとつの症状では何が原因なのか判断できないこともたくさんありますが、家の近くにかかりつけの動物病院などがあれば色々と話を聞くことができるので、飼い猫が健康であっても、もしもの時に準備しておくなら安心です。
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最後に
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