可愛い猫を見かけると、ついつい触って可愛がりたくなりますよね。
しかし、どんなに可愛くても、野良猫は野外での生活をしているので色々な菌を持っている可能性があり、容易に触るのは危険なんです。
ここでは野良猫を触ることによってどんな感染の危険があるのかをみていきましょう。
〜野良猫は意外に危険?!〜
屋外で生活している野良猫たちは、毎日色々な場所で生活をしています。
地面で寝ていて地中の細菌がうつっていることもあれば、他の野良猫と縄張り争いでケンカをしてできた傷口から感染してしまうこともあります。
その細菌が全て人へと感染するわけではありませんが、中には感染すると死に至るようなケースもあるので、安易に考えてはいけないのです。
小さい子供がいる家庭やお年寄りは、細菌を体から守る充分な免疫力を持ち合わせていないので、特に注意が必要です。
また、人には支障がない菌の場合でも、野良猫を触った手で自分のペットを触って細菌をうつしてしまうケースもあるので、感染経路は様々です。
〜野良猫から感染する病気とは〜
猫エイズは人間には感染せず、猫同士で感染してしまう病気です。
感染初期は下痢や風邪のような症状がありますが、そこで完治することはなく、皮膚炎や感染症、ガンなどを発症します。
猫白血病も猫同士で感染するもので、最悪の場合は血中にウイルスが入り込み、3年以内に死亡するケースがあります。
猫エイズや猫白血病は、人間を介して飼い猫を触っても感染します。
猫クラミジアは、感染した猫の鼻水や目ヤニなどを触った手で、自分の目をこすってしまうと結膜炎などを発症してしまいます。
猫ひっかき病は、野良猫に手や足などを引っかかれた箇所に、細菌が入ることで発症します。
細菌だけでなくノミやダニなども強い痒みを伴う感染症になります。
傷口からの感染は死亡例もあるので注意が必要です。
そのほかにも回虫幼虫移行症・トキソプラズマ症・カプノサイトファーガカニモルサス感染症など、様々な感染症を野良猫は持っている可能性があります。野良猫を触るという行動で死に至るケースもある、ということを頭に入れておきましょう。
〜もしも野良猫に触ってしまったら〜
野良猫に触ってはいけないとわかっていても、触りたくなってしまうことはあるでしょう。
そんな時に気をつけることは、いくら猫が可愛いからといって、飼い猫と同じようなスキンシップをとるのは避けてください。
むやみに抱きついたりキスをしたりとしつこく触らないことです。
野良猫もしつこくされれば爪を立てて反抗しようとしますし、そこから感染につながってしまうことも十分にあります。
もし触ってしまっても、手洗いをしっかりすることで感染を防ぐことができます。
また、野良猫に触れた洋服などもノミ・ダニなどの寄生虫が付いている可能性もあるので、帰ったら素早く洗濯しましょう。
全ての野良猫が感染症などを持っているとは限りませんが、万が一のことを考えて行動することが大切です。
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最後に
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