動物好きの飼い主さんの中には、1匹だけでなく複数を飼いたいと望む人が多いのではないでしょうか。
しかし、飼い主の都合だけで複数飼いをすると、お互いにストレスを感じて幸せに暮らせなくなることがあります。
そんな不安要素を払拭できるコツを下記にまとめたので見ていきましょう!
〜多頭飼いはストレスの素〜
猫の相性によって多頭飼いの行方は未知
お互い同士が仲良く暮らしてくれれば猫も飼い主も幸せで楽しい毎日を送ることができます。
しかし、猫ちゃん同士の折り合いが悪くケンカをしたり、無視をするなど緊張関係が続くと、ストレスが溜まって体調を崩すなど、後悔する結果になってしまうのが現状です。
多頭飼いを成功させるコツはあるのでしょうか?
複数飼いはお互いの相性があるので、正直に言って、実際に飼ってみないと、うまくいくかどうかわからないという面があります。
新生児受け入れは特に注意!
しかし、飼い主さんが配慮するだけでも、本来なら複数飼いが向いていない子でも、仲良くなりやすくなります。
その逆に、何の配慮もせずに新入りさんを迎えてとしまうと、本来ならうまくいくはずだった関係が台無しになることもあるのです。
新入り猫ちゃんは、社会性が身についてないので先住猫にすぐさまちょっかいを出します。
しかも、しつこくしつこく絡みにいきます。笑
懐が広い猫ちゃんならいいですが、大抵の猫ちゃんはかなりのストレスになります。
〜多頭飼いを成功させるコツ〜
先住猫が最優先なのは鉄の掟
多頭飼いでみんなが仲良く暮らすためには、何事においても先住猫を優先することを忘れないことです。
動物には、先に住んでいる者が優先権を持つというルールがあります。
このあたりは人間も同じで、長年暮らしていた家に、突然知らない人がやって来て、自分よりも優遇されたり偉そうにされたりすると、腹がたちますよね。
もちろん人間は他の動物違って「理性」が強くありますし、自分を納得させるためにあーだこーだ理由を付けて頭をフル回転させます。
ただし、猫ちゃん(ワンちゃんや他の動物も同じですが)は、やっぱり人間と比べると上手にできないことが多いです。
それがどんどんストレスになり、多頭飼いの喧嘩に繋がってしまいます。
餌や名前を呼ぶのも先輩猫から
エサを与えるのも、名前を呼ぶときも、撫でたり、ブラッシングしたりするときも、まずは先に住んでいる子から行ってあげてください。
結構、これは大事なことで、実際に下っ端の猫ちゃんから扱ってしまうと先住猫ちゃんがヘソを曲げてしまうことが多々あります。
ウチの場合は、キジトラのちびの相棒はまさかのチワワであるココアなので、このようなことが実際に我が家で起こってはいませんが、知り合いの家でこのようなことがあったときに、先住猫ちゃんがあからさまにヘソを曲げて、そのあとに遊んでくれなくなった経験があります。笑
気をつけてください!
〜新入りの14日間のお試し期間〜
「お試し期間」という言葉はあまりよろしくないですが、大事なことを書いていきます。
それは「新入りさんがやって来ても、すぐに一緒にさせないこと」です。
まず、新入りさんと先住猫を隔離するスペースを作っておいてください。
初日から3日目は対面禁止!威嚇の元!
そして、初日から3日程度は、別々の部屋に隔離して、対面させないようにしましょう。
新入りさんにとって新しい環境は、強いストレスにさらされます。
非常に神経質になってるので、このようなときに対面させても仲良くなりにくいのです。
人間でも同じように仕事で転勤になったり、学生で新たに学校に入学したりと新しい環境に自分を置いて、なおかつ新たな人と人間関係を築き上げて…というのはとんでもないストレスですよね。
猫ちゃんでも同じです。
まずは新たな環境に慣れさせてから先住猫ちゃんに会わせるといった段階を踏んでください。
4日目〜お互いの匂い交換
4日目からは、お互いの匂いを交換して、相手の匂いに慣れさせましょう。
顔の周辺をなでて匂いを付けた手で、他の子の体を撫でてあげてください。
これで、相手の匂いが体に付きます。
これをお互いに行うことで、相手の匂いに慣れるので、仲良くなりやすくなりますよ!
お互いが匂いに慣れたら、いよいよご対面です。
最初は新入りの子をゲージなどに入れて、対面させてあげましょう。
初対面では、威嚇し合うこともあります。
これは、動物にとっては本能ともいえる行為です。
初対面で毛を逆立てて威嚇したり、唸り声を上げたりと対立しても、相性が悪いと決めつけるのは早計です。
最低でも2週間は様子をみて、少しずつお互いが慣れるように配慮しましょう。
そうすると、いつ頃からかお互いを受け入れるようになります。
2週間以上要することも
お互いを受け入れるのに2週間以上かかることもあります。
ただ、多くの場合、2週間程度で環境に順応するでしょう。
多頭飼いを成功させるためには、飼い主が焦らず、少しずつ仲良くなろうね……という大らかな気持ちで見守ってあげることが、最大のコツとなってきます。
「このままじゃ仲良くなれないのかな…」と飼い主さん自身が心配になってきてしまうのは非常に理解できます。
ただ、その飼い主さんの焦りが仇となってしまうことになるので、いったん引いた視点で見てあげてください!
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最後に
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