犬の多頭飼いで押さえておかないとマズい5つのポイント

 単頭飼いより喜びも楽しみも多い多頭飼いですが、大変なこともたくさんあります。

 

 良いことばかりではなく、大変なことも事前によく考えておかないと、飼い始めてから苦労するのは確実です。

 

 そこで、多頭飼いならではの苦労するポイントを押さえておきましょう!

犬の多頭飼いでの重要項目

 

~室内飼いが基本~

 多頭飼いとなると、種類にかかわらず室内で飼うことになるのではないでしょうか。

多頭飼いの外飼いは近所迷惑

 広大な庭をお持ちなら多少吠えても大丈夫ですが、一般家庭で外で多頭飼いするのはご近所に迷惑がかかります

 

 むやみに吠えないしつけは大切ですが、「番犬」という言葉もあるように、ワンちゃんは知らない人にはある程度は吠えるものです。

 

 小型犬でも大型犬でも同じことですが、小型犬はそもそも室内飼いが基本ですので、いずれにせよ室内で飼えないのであれば多頭飼いはあきらめた方がよいでしょう。

部屋の広さが十分か

 新たにワンちゃんを迎える前に、室内で複数頭飼えるだけの空間的余裕があるかを確かめておきましょう。

 

 ケージの置き場だけでなく、食事トイレの場所、室内での遊び場なども必要ですので、単にケージを2つ置ける広さがあればよいわけではありません。

同居人の許可が取れているか

 また、一人暮らしでない場合は、同居の家族の理解を得ておくことは言わずもがなですので、室内での多頭飼いが余裕をもってできる自信がなければ飼い主さんもワンちゃんも幸せになれない可能性があります。

 

 多頭飼いにするかどうかは、それだけの覚悟を持って決めてください。

 

~先住犬との相性~

 上で見た物理的な問題以外にも、飼い主さんの時間的余裕経済事情など、多頭飼いの前に考慮しなければならないことはあります。

先住犬と仲良くなれないときもある

 それらをすべてクリアできたとしても、次に問題となるのが先住のワンちゃんと新しく迎える子との相性です。

 

 すんなり仲良くなるケースもあるので、それなら心配はありませんが、なかにはいつまで経ってもワンちゃん同士の仲が良くならないこともあります

 

 仲が良くないだけならまだしも、お互いに敵意むき出しで同時にケージから出せないなんてこともあり得ることですので、新しいワンちゃんを迎える前に、なるべく先住のワンちゃんと相性の良さそうな犬種性別を選びましょう。

異なる犬種は対応が難しい

 相性が良ければ大型犬と小型犬でも仲良くなりますが、多頭飼いが初めてなら、先住のワンちゃんと同じ、もしくは、似た犬種にした方が無難です。

 

 大型犬と小型犬の組み合わせでは、運動量がまるで違うので一緒に散歩に連れて行くことも難しいです。

 

~できれば事前の顔合わせを~

 相性を考えて新しいワンちゃんを選んだとしても、先住のワンちゃんと仲良くできる保証はありません

 

 先にいるワンちゃんが飼い主さんの愛情を一身に受けて育ってきたのであれば、新入りのワンちゃんを受け入れにくくなります。

 

 飼い主さんが先にいるワンちゃんをリーダーとして扱い、ワンちゃん同士のなかでも上下関係ができあがれば、それほどいがみ合うことはなくなると思われます。

 

 ただし、こればかりは実際に飼ってみないことにはどうなるかわかりません。

 

 できれば、飼い始める前に顔合わせした方がよいでしょう。

 

次の記事:「病気やケガじゃないのに愛犬の元気が無い危機的な3つの原因とは?」

 

前の記事:「多頭飼いで先住犬と新入りの信頼関係構築は飼い主さん次第」

 

最後に

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