一般的に10歳以上の猫は「老猫」とか「高齢猫」と呼ぶようになっています。
これは猫の寿命が平均15歳だからです。
だいたい猫の10歳は人間の56歳くらいに相当します。
そんな老猫は食事や栄養面での気配りが長生きの秘訣になってきます。
人間と同様のことも書いておりますので、一緒に見ていきましょう!
〜老猫には何を食べさせればいいの?〜
老猫になったら、子猫のときと同じ食事内容ではいけません。
きちんとその猫の年齢にあった食事を与えるようにしましょう。
何を与えていいかわからなかったら、老猫専用のキャットフードを選んでください。
最近は老猫用のキャットフードも多く販売されるようになりました。
7歳以上・11歳以上・15歳以上と、年齢別に細かく分かれて販売されているので、基本的にそれを与えておけば、栄養面も十分に補えるので安心です。
キャットフード以外のものを食べさせるときには、たんぱく質を積極的にあげるようにしましょう。
昔ながらのご飯に鰹節をかけて食べさせる…というのは、やめてください。
栄養が十分に取れない可能性が高くなります。
知らない方も多いのですが、猫は肉食動物です。
キャットフード以外のものをあげるときには、高たんぱくである鶏のささみや白身魚を選ぶといいでしょう。
レバーもたんぱく質は多いですが、食べ過ぎると骨の発育に影響が出てしまったり歩行困難になる原因になる可能性があります。
また、卵をあげるときにはしっかり加熱してください。
生であげると結膜炎や皮膚炎になる可能性もあります。
食べさせて良い物・悪い物を確認してから食べさせるようにしましょう。
〜老猫は基礎代謝の変化に注意〜
老猫はカロリー調整が難しくなってくるので、肥満や痩せすぎに注意してください。
肥満
人間もそうですが、猫も年を取ると基礎代謝が落ちてきて肥満になりやすくなります。
食べるからとたくさんあげてしまうと、肥満まっしぐらなので気を付けましょう。
肥満気味な場合は、食事量を少なめに調整したり低カロリーのものをあげるようにしてください。
痩せすぎ
また反対に、食欲がなくなったり消化吸収力がなくなって、痩せてしまう老猫も多いです。
その場合は食事量を増やしたり高カロリーの食事を与えましょう。
食欲がない・食べにくそうにしている場合は、ドライフードに水を含ませたり、ウェットフードにしても食べやすくなるでしょう。
匂いにつられて食欲が増す猫もいるので、新鮮な食材を使って調理したり、温かいできたてのものを用意するのもおすすめです。
〜腎臓に負担の少ない食事にしましょう〜
老猫で気を付けてほしいのが、腎臓機能の低下です。
実は6歳以上の猫のほとんどが、慢性腎不全にかかると言われています。
そのため、腎臓に負担のかかる食事は与えないように気を付けてください。
リン・塩分の多い食事は与えないようにしましょう。
リンは肉・魚・卵黄・いくら・タコなどに多く含まれているので、あげすぎに気を付けてください。
多少食べるくらいならば大丈夫ですので、神経質になりすぎることはありません。
また、腎不全を防ぐために、水分をよく取らせるといいでしょう。
新鮮でおいしい水を用意して、たくさん飲ませるようにしてください。
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最後に
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