猫の予防接種を受けないといろいろな感染症にかかる恐れがあります。
例えば、猫エイズウイルスや猫汎白血球、猫白血病ウイルス感染症をはじめ、猫ウイルス性気管支炎や猫カリシウイルス感染症、猫クラミジア感染症等です。
これらを最大限予防するためのワクチンの種類や料金をまとめましたので見ていきましょう!
〜猫の予防接種は努力義務です〜
上記のような病気にかかると猫にとってはとてもつらい症状を発症します。
予防接種の費用は掛かりますが、受けさせてやりたいものです。
子猫の予防接種は副作用もある
しかし、予防接種による副作用も少なからずあります。
ワクチンの副作用として接種後に肉芽腫がみられる報告もあります。
また、人間も同様ですが、アレルギー症状が出現することもあります。
猫が室内飼いか室外飼いかでも感染率は変わる
そして、すべての猫が同じように感染症にかかるわけではありません。
その猫の置かれた環境によっても感染症にかかる率は変わってきます。
例えば、家から一歩もださない猫は、他の猫を接触しないので、感染症にはかかりにくいです。
飼っている猫が他の猫と接触することがなかったとしても、飼い主が他の家で感染している猫に触れたりして、その後自宅の猫をさわって感染することもあります。
また、室内と室外を自由に行き来できるように飼っている猫は、外の猫と接触するので、家の中に外の猫を入れたりすることで屋内の猫に感染することもあるでしょう。
〜猫のワクチンの種類や費用〜
ワクチンには、いろいろな種類がありますが、大別すると2種類あります。
生ワクチンは生きたままのウィルスを使うので強い免疫力ができますが、体調が悪いと病気そのものを発症してしまいます。
不活性ワクチンは死滅したウイルスを使用するので病気の発生はありませんが、免疫がそれほど強くなく、時々アレルギー反応をおこすことがあります。
費用は混合ワクチンが4000円から6000円程度で猫白血病ウイルス感染症を含むか含まないかで値段が違ってきます。
犬の狂犬病の予防接種は受けないと法律違反になりますが、猫の場合はあくまで努力義務です。
副作用もあり、また、費用も安くはありません。
ウイルスを体内に入れるので猫の身体への負担もあります。
これらのことを総合的に考え接種するかどうかを飼い主は決定する必要があります。
〜猫のワクチン接種時期と当日の内容〜
初年度のワクチン接種時期は母猫から母乳を飲んだか飲まなかったかで接種時期が異なります。
母猫から母乳を飲んだ子猫には母親から受け継いだ免疫があります。
それは16週目ごろまでは残っています。
子猫のワクチン接種最適年齢
初回のワクチンは6〜8週齢頃に行い、次は母猫からもらった抗体が薄くなった16週以降に接種します。
母猫の初乳を飲んでいない子猫は母親からの免疫がないので、とても感染しやすい状態になっています。
そのため、早めの6週齢頃に第1回目のワクチン接種を行います。
子猫のワクチン接種当日
ワクチン接種するにあたって気を付けることは接種後なにか体調の変化があった時にすぐに対応できるよう、ワクチン接種は午前中にしたり、あるいは翌日も診察している曜日を選びます。
また、接種後はしばらく病院の近くで待機しましょう。
ワクチンの接種後は子猫の体内でウイルスと免疫が戦っています。
元気がなくなることもあるので、消化のよい栄養価の高い食べ物を食べさせてあげてください。
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最後に
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