缶詰やパウチで売られているウェットフードは、見た目が人間の食べ物に近くて、ワンちゃんも喜んで食べてくれそうなドッグフードです。
ただ、ウェットフードはおすすめできないという愛犬家の声も多く、ドッグフード選びに迷っている方は何を与えるべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、ウェットフードがワンちゃんの主食になりにくい理由と、ウェットならではのメリットについてまとめましたので見ていきましょう!
~ウェットフードを主食にしにくい理由~
栄養が足りない
ウェットフードがあまりおすすめできない大きな理由は、それだけでワンちゃんが必要な栄養が摂取できない種類が多いことです。
ドッグフードには「総合栄養食」「一般食」「副食」などがありますが、このうちそれと水だけでワンちゃんに必要な栄養が補えるのは総合栄養食だけです。
ところが、ウェットフードには一般食や副食が多いため、主食として与えるには栄養が足りません。
総合栄養食版だと高価で買い溜めもできない
もちろん、ウェットフードにも総合栄養食はあります。
これならそれだけでもワンちゃんの主食として十分なのですが、問題は価格の高さです。
製品にもよりますが、総合栄養食で原料の質も優れているフードとなると、ドライフードよりかなり割高になるでしょう。
ドライフードより消費期限も短いので、まとめ買いも難しいです。
お金のことは気にしないのであれば大丈夫ですが、大型犬の多頭飼いともなると食費だけで月に数万円単位の出費になります。
これらのことを考えると、ウェットフードだけをワンちゃんの食事とするのはなかなか難しいことだとわかるでしょう。
~製品選びを間違えなければ栄養的に問題ない~
人工添加物だらけ?
「ウェットフードには人工添加物が多く使われており、嗜好性のために塩分や砂糖も含まれているのでワンちゃんの体に良くない」と言う人がいます。
確かにそのような製品もありますが、適切なフードを選べば大丈夫です。
ドライフードにも質の悪い製品はあるので、ドライだからよくてウェットだから体に悪いというものではありません。
いずれにせよ、ドッグフードは原料表示をしっかり確認して選ぶことが大切です。
歯や顎が弱くなる
ただ、ウェットフードは水分の割合が多くて柔らかいため、そればかり食べているとワンちゃんの歯や顎が鍛えられないというデメリットがあります。
価格の高さと併せて考えても、やはりウェットフードだけ与えるのは不都合があると言えるでしょう。
ドライフードと混ぜて気分転換を
しかし、ドライフードばかり与えていると、ワンちゃんによっては味に飽きて食べなくなることもあるので、時々ウェットフードで気分転換を図るのはよいことです。
ドライと混ぜて与えるというやり方もあります。
ちゃんとした製品を選べば栄養的には問題ないので、与え方を工夫しさえすればウェットフードも十分役に立ちます。
~ドライの補助として上手に活用しよう~
また、歯や顎の力が衰えたシニア犬や、病後で食欲がないワンちゃんなどにはウェットフードの方が良いこともあります。
ウェットフードが主食になりにくいということを主に見てきましたが、ドライフードの補助的な役割として上手に活用すると、ワンちゃんにとっても食事の楽しみが広がるでしょう。
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最後に
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