猫の寄生虫の病気とは?

寄生虫から守る

〜寄生虫とは??〜

 寄生虫とは皮膚やお腹の中に寄生する生き物で、「ダニ」や「回虫」など様々な種類があります。これらは猫ちゃんから栄養を奪い取り、生きていきます。

 

 猫ちゃんの体に忍び込む寄生虫は、飼い主さんも、猫自身も気がつかないうちに、入り込みます。子猫高齢の猫ちゃんなど免疫力が低い時期に大量の寄生虫が感染すると、非常に重い症状を引き起こすこともあります。

 

 愛する猫ちゃんの健康のためにしっかりとこのページを読み、知識を付けてください。

 

〜寄生虫の種類は??〜

 上記にも書いたとおり、大きく2つの種類があります。

皮膚に寄生する寄生虫

 ・ダニ

 ・ノミ

 ・シラミ

 ・疥癬(かいせん)

 

 猫ちゃんの皮膚に付く寄生虫はこの4種類です。どれも一度は聞いたことがある名前ですよね。

 

 ダニにはまた2種類に分かれ、ミミダニツメダニがあります。

 

 猫ちゃんの皮膚にこれらの寄生虫が付くと、とても痒がるので、体をひたすら掻いているときは要注意です。

 

 例えば、耳の中に入って、耳を搔きむしり、耳の中が赤く腫れてしまうこともあります。

お腹の中に寄生する寄生虫

 ・回虫症

 ・鉤虫症

 ・瓜実条虫症

 ・フィラリア症

 ・ジアルジア症

 ・リーシュマニア症

 ・バベシア症

 ・コクシジウム症

 ・トリコモナス症

 ・クリプトスポリジウム症

 ・マイナー症

 ・マンソン裂頭条虫症

 

 猫ちゃんの寄生虫の中でお腹に寄生するものの代表的なものはこの「回虫」「鉤虫」「瓜実条虫」の3種類です。

 

 お腹に寄生する寄生虫は、猫ちゃんを完全に室内飼いにしていれば感染することはほとんどありません。

 

 ただ、うっかり外に出ててしまい、感染するということも可能性としてはありますので、注意は必要となってきます。

 

 猫ちゃんのお腹に寄生虫が入り込むと吐いたり下痢をしたりします。排泄した便に寄生虫やその卵がついて出てきます。

 

 放っておくと、重い症状にになってしまう場合もあるので早めに病院へ連れていってあげてください

 

〜「特徴」「症状」はどんなもの??〜

 上記に挙げた、代表的な寄生虫の特徴・症状を書きます。

 

 さらに詳しいことやその他の寄生虫については各ページを随時更新してまいりますので少々お時間ください。

ダニ

 ダニにはツメダニミミダニ2種類がいます。どちらも痒がり、掻きます。

  ・ツメダニ:寄生するとフケがたくさん出る

  ・ミミダニ:寄生した場合は耳あかがたくさん出る

ノミ

 猫ちゃんの血を吸い、吸ったところに痒みを残すので、非常に大きなストレスになります。

 

 見た目は黒い小さな寄生虫で、猫ちゃんの体で飛び跳ねるので発見しやすいです。

 

 皮膚に砂のように黒い粒状の糞が付き、これも発見しやすいです。

シラミ

 2mmくらいの小さな白い寄生虫で、猫ちゃんに痒みフケが出るのが特徴です。目で見つけることができる大きさです。

 

 抵抗力の低い子猫ちゃんや高齢の猫ちゃんに症状が見られることが多く、逆に抵抗力のある成猫には、あまり症状が見られないことが多いです。

疥癬(かいせん)

 かさぶたができることが特徴で、激しい痒みフケが出るようになります。

 

 これもダニの一種ですが、目に見えないのでなかなか発見することができません。

 

 猫ちゃんに大きなストレスを与える上に、飼い主さんも見つけることが難しいため、病院で見てもらう方がいいです。

回虫

 猫ちゃんに食欲の減退腹痛下痢嘔吐などの症状が出ます。

 

 便や嘔吐物の中から5cm〜10cmくらいの白い紐(爪楊枝のような形状)のようなものが混じります。

 

 他にもお腹が膨らむという症状もあります。

鉤虫

 猫ちゃんの腸に寄生して噛みつき、血液を吸うことで、貧血などの症状が出ます。

 

 腸から出血するので下痢をしたり、便に血が混ざっていたりします。

 

 1cmくらいの白くて短い寄生虫です。

瓜実条虫

 1cmくらいの動く片節が猫ちゃんの便に混ざって出てくるので不快に感じられます。

 

 この片節(読み方:へんせつ)が乾くと白ゴマのようになります。

 

 ノミを通して感染してしまうので、ノミの駆除が必要です。

 

 この寄生虫は猫の命に関わるような悪さをするものではありません

 

〜駆除する方法は??〜

 ペットショップからやってきた猫ちゃんや完全室内飼いをしている猫ちゃんなどに関しては、寄生虫の心配はほとんどありませんが、野良猫ちゃんや迷い猫ちゃんを拾った場合は、寄生虫がいる可能性がかなり高いです。

 

 まずは病院へ連れていき検査してもらってください。素人の目では判断できないことも多いです。

 

 症状が重くなってきてからでは猫ちゃんにも大きな負担がかかります。

 

 猫ちゃんの寄生虫はしっかりと駆除してあげないと再び寄生されてしまう恐れがあります。早めの駆除をしてください。

 

 猫ちゃんの寄生虫を駆除するお薬は、確実に駆除をし、効果の持続性を考えると動物病院で処方してもらうことをオススメします。

 

 首の後ろの皮膚に滴下するタイプが多くなってきています。外部寄生虫も内部寄生虫も同時に駆除・予防できるオールインワンタイプが便利で、飼い主さんも猫ちゃんに簡単に投与できます。

 

 また、ペットショップやホームセンターなどでも市販されています。

 

 その他にも、粉末タイプ錠剤タイプシロップタイプのものなど種類もたくさんあります。

 

 ただ、口から摂取しなくてはならないので猫ちゃんは嫌がることが多く、口に入れてもすぐに吐き出してしまうことがあります。

 

 なので、私的には1つ目に挙げた皮膚に滴下するオールインワンタイプのお薬をオススメします。

 

〜人に感染するの??〜

 猫ちゃんの寄生虫は人間にも感染する可能性があるものと、ないものがあります。

 

 一緒に暮らしている猫ちゃんの体に寄生虫が付いていたら、猫ちゃんの次に飼い主さん本人の心配も必要がありますもんね。

お腹の寄生虫の場合

 まず、猫ちゃんのお腹の寄生虫(回虫・鉤虫・瓜実条虫など)に関しては全て感染する可能性があります

 

 人間に出る症状は、猫ちゃんと同じくお腹の調子が悪くなってしまう症状が出ます。全部のお腹の寄生虫は、検便によって検査をすることができます。

 

 お腹の寄生虫がいる猫ちゃんを抱っこしたり、撫でたり、キスをしたりすることで感染する危険性が大きくなってきます。

 

 特に、赤ちゃんのいるご家庭は、「人間」の赤ちゃんといっても免疫力は低いため、成長を妨げるような症状が現れる場合もありますし、妊婦さんのいるご家庭では胎児への感染の心配もあるので注意が必要です。

皮膚の寄生虫の場合

 猫ちゃんの皮膚の寄生虫も、マダニノミ疥癬(かいせん)などは人間にも感染して発疹や痒みなどの症状が出ます。

 

 ただ、猫ちゃんに寄生するシラミに関しては、猫ちゃんにしか寄生しない種類のものなので人間に感染する可能性はほとんどありません

 

〜結局のところ〜

 ここまで学んできてもらったとおり、寄生虫には大きく2種類(皮膚に寄生するもの・お腹に寄生するもの)あります。

 

 その寄生虫は、人間にも感染する可能性のあるものもあるので、飼っている猫ちゃんに寄生虫が住み着いているとわかったらすぐに病院へ連れていってあげてください。

 

 猫ちゃんもお腹の中や皮膚への違和感を長い間感じることはかなりのストレスになります。「ちょっと様子を見てみよう」は禁物です。普段と異なる行動を見せるときはすぐに病院へ連れていってあげてください。よろしくお願いします。

 

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