家庭でペットとして飼われている猫の多くは、水が大嫌いですよね。
少し濡れただけでも機嫌が悪くなったり、キッチンで蛇口から水が出る音を聞いただけでもダッシュで逃げていく子もたくさんいるほどです。
そのため、猫は習性的に水が嫌いなのだと考えるオーナーは多いのではないでしょうか。
子猫のうちから水に慣れさせておくと水に抵抗がなくなることもあるので、見ていきましょう!
〜猫はどうして水が嫌いなの?〜
確かに、猫の水嫌いは昨日今日に始まったことではなく、長い猫のルーツに水嫌いの理由があると言われています。
猫はもともと砂漠で生きる野生動物で、祖先はアフリカヤマネコとも呼ばれているリビアヤマネコです。
エジプトに生息しているリビアヤマネコは、寒暖の差が激しい砂漠で生き抜かなければいけません。
体が濡れてしまうと気温の低下とともに体温が奪われてしまうため、命を落とすリスクがあり、そうした理由から体が水にぬれることを極端に嫌がるという習性が付いたと言われています。
また、猫の毛は水を弾かないという性質があるため、一度濡れるとなかなか乾きません。
そのため、何かの拍子で体が濡れてしまうと、本能的に危機を感じてパニックになったり、それがトラウマ的な経験になってしまうこともあるようです。
〜水嫌いは克服できるのか?〜
描の中には、描種的に水が大好きというケースはありますが、一般的には水はあまり好きではない子が多いですね。
しかし、ライフスタイルによっては水嫌いを克服できる可能性はあります。
その一つが、子猫の頃からお風呂に入れて慣れさせるという方法です。
子猫の頃には生活環境に順応するスキルが高いため、子猫の頃から一緒にお風呂に入るなどして水遊びが楽しいという経験をさせると、成猫になってからもお風呂を嫌がらなかったり、夏には外で水遊びに興じるほど、水に対して抵抗を持たない猫になります。
この場合、時期としては生後9週目までに水に慣れさせる必要がありますが、もしもこの時期に水の中で恐怖を感じてしまうと、水は怖いものという情報がインプットされてしまうため、水嫌いな猫になってしまうこともあります。
成猫になってから水嫌いを克服できる可能性もあります。
その方法は、嫌がる猫を無理にお風呂に連れていくのではなく、まずは蒸しタオルなどを使って、体が濡れても怖くないことを教えることからスタートするのが良いでしょう。
猫が水を嫌う理由は、体が濡れると不快だし怖いし、生命の危険を感じるためなので、体が濡れても怖くないし死なないということを、時間をかけて少しずつ理解してもらうわけですね。
嫌がる猫に対して無理にすると、飼い主との信頼関係もおかしくなってしまうリスクがあるため、猫の様子を見ながら少しずつ進めるのが良いでしょう。
〜どうしても水が嫌いな子はたくさんいる〜
あの手この手でトライしてみたけれど、どれもうまくいかなかったというケースはたくさんあります。
もともと猫は水があまり好きではない動物で、本能的に水を嫌います。
だから、その本能を覆して水を好きにさせることは至難の業なのです。
どうしても水が嫌いなままだという場合には、お風呂に入れるのはあきらめて蒸しタオルなどで対応するなど、妥協することも大切です。
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最後に
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