新しい家族に子犬を迎えるのは、初めての方にはなかなか戸惑うことも多いのではないでしょうか。
生後4週間まではお母さんがミルクを与えることで、必要な栄養を摂ることができます。
人間とは違い、ワンちゃんが成犬になるまでに要する時間はとても短いです。
短期間でたくさん成長しなければならないわけなので、この期間は成犬の2~3倍もの栄養が必要になります。
しかし、早い子では2、3週間で乳歯が生えてくるため、授乳の際にお母さんが子犬を避ける素振りを見せ始めます。
このときが離乳食に移行するチャンスだと思いましょう。
離乳食を与えるときの注意点をまとめましたので見ていきましょう!
~初めての離乳食、必要な栄養素は?~
ワンちゃんの離乳食に必要とされるのは「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」です。
これらを摂るための簡単な方法、それは子犬用のフードをぬるま湯でふやかして使うことです。
子犬用のドライフードには、母乳で不足しがちな栄養素を摂ることができるものが多いです。
前述の栄養素以外にも、丈夫な骨を作るためのカルシウム、マグネシウム、鉄分、リンなどが補給できます。
少しずつ慣れさせて与える方法
しかし、ワンちゃんも今まではお母さんのミルクを飲んでいたので急に切り替えすることが難しい場合もあります。
慣れてもらうためには、口の周りなどに離乳食をつけて待ちます。
するとペロペロ舐め始めるので、ワンちゃんも「これは食べ物なんだな」とわかってくれます。
褒めることも忘れないで!
ワンちゃんには生後3週間ごろに母乳とともに離乳食を与えます。
そして、しっかりと食べられた時には思い切り褒めてあげることを忘れないようにしましょう。
~与える際の注意点~
ドライフードをふやかすときに、気を付けたいことがあります。
牛乳でふやかすことは絶対ダメ
その中のひとつに「牛乳でふやかさない」というものがあります。
牛乳にはラクターゼという成分が含まれています。
生まれて間もないころはお母さんのミルクを飲むように体内でラクターゼを消化できますが、成長するにつれてそれは困難になっていきます。
下痢などの原因にもなるので、ワンちゃんに牛乳ならびに牛乳でふやかしたフードを与えてはいけないのです。
小分けにして与える
また、成長途中の子犬は消化器官も発達しきっていないため、一度に多くのごはんを食べることができません。
なので、フードは一日4~5回にわけて与えましょう。
毎日うんちの状態を確かめながらフードの硬さを調節して、だいたい10日前後でミルクからの移行は完了します。
~いつまで与えたらいいの?~
離乳をして、ドライフードに切り替える頃合いは、乳歯が生え揃いしっかりと自分の歯でごはんを食べられるようになる生後2ヶ月くらいを目安にします。
この頃になると消化能力も上がっています。
うんちの状態や充血、目やになどの健康管理をしながら移行をしましょう。
移行期間を1ヵ月程度設けるとワンちゃんにかかる負担も減らすことができます。
正しいサポートをしながら、二度とは来ない子犬時代を楽しく送らせてあげましょう。
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最後に
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