猫が怒っているときは、シャーッ!と威嚇したり噛み付いたりなど、わかりやすい行動をとることもありますが、わかりにくいしぐさで怒りの合図を送っていることもあります。
このわかりにくいサインに気づかずに接していると、懐いてくれないこともあるので注意したいですね。
〜怒るしぐさ……わかりやすいもの〜
怒りのしぐさでわかりやすいものは、声を出しての威嚇です。
シャー!、フー!など唸って怒りを表しますから、非常にわかりやすいサインと言えます。
このようなときは毛を逆立てたり、牙を見せたりすることもあります。
また、噛んだり、引っ掻いたりするのも、ストレートな怒りの表現でわかりやすいといえるでしょう。
嫌なことをされて威嚇など怒っているしぐさをしているのに、それを無視して嫌なことを続けたり、手を出したりすると、噛む、引っかくなどの攻撃を行ってくることがあります。
猫が飼い主に対して怒るケースで多いのが、構ってほしくないときに無理やり抱っこされることです。
このようなときは嫌がって、足でキックしたりすることがあります。
これも怒りの仕草であることを覚えておきましょう。
〜怒る合図……わかりにくいもの〜
飼い主に遠慮しているのかもしれませんが、怒るという気持ちを我慢して、わかりにくい合図を送ることも少なくありません。
尻尾を激しく振る
まず、尻尾をバタバタ激しく振るとき。
尻尾がイヤ!イヤ!イヤー!というように、激しく不規則に振られているときは、怒っているサインであることが多いので注意しましょう。
機嫌がいいときも尻尾をパタパタさせますが、このようときはおだやかに、規則的に振ることが多いので、飼い主なら違いがわかるのではないでしょうか。
耳がそっぽ向いている
耳が後ろ向きになっているときも、怒っている合図です。
顔はこっちを向いていても、耳がそっぽを向いて怒っている気持ちを表しており、相手を拒絶しているサインといえるでしょう。
抗議の鳴き
また、鳴いて怒りを訴えることもあります。
一生懸命に話しかけてくれてかわいいな……と思っていると、実は抗議の訴えだったということは少なくありません。
トイレが汚れている、お腹が減った、構ってほしいのに無視されたなど、抗議していると考えましょう。
〜怒ったらどうすればいい?〜
猫が怒ったら、どのように対処すればいいのでしょうか?
シャーと威嚇するようときは、しばらくそっとしておきましょう。
そのうちに気持ちが落ち着きます。
また、目を見つめないこともポイントです。
目を合わせると、猫は喧嘩を売られたと判断します。
敵意がないことを伝えるためにも目を合わせないことです。
そして威嚇をされたときに、ご機嫌をとるつもりで甘えさせたりするのは禁物です。
怒れば可愛がってくれると錯覚して、同じ行為を繰り返すようになります。
また、躾として怒ったり叩いたりするのも、ますます関係が悪化してしまうのでNGです。
怒ったらしばらく放っておく、無視する、別の部屋に行って猫の視界から外れるなどしてやり過ごしましょう。
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最後に
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