犬が喜ぶときの5つの合図やしぐさ

 人間が会話で気持ちを伝えるように、犬も身体を使った言語(ボディランゲージ)を使って他のワンちゃんと意思の疎通を図っています。

 

 飼い主さんにはワンちゃんの表情を形作る「耳・目・鼻・口・尻尾・姿勢」の動きによってその時の感情を読み取ってあげることが求められます。

 

 それぞれのしぐさについてまとめましたので見ていきましょう!

犬の最高の笑顔

 

~ボディランゲージで読み取る愛犬の気持ち~

 では、ワンちゃんはどういったしぐさで飼い主さんであるあなたに合図を送っているのでしょうか?

嬉しい時の表情?

 喜ぶ、または嬉しいときはリラックスした表情で口角が上がって、にこやかに笑います。

 

 尻尾は大きく左右に振っていることも多いです。

 

 しかし、ただ尻尾を振っているというだけで喜んでいると認識するのは早計です。

 

 尻尾を水平にゆっくり振っていたり後ろ足の間に挟んでいたりするとき、それはワンちゃんが不安な気持ちを抱えているときです。

飼い主の口を舐める

 他にも感情表現はたくさんあり、例えば飼い主さんの口をぺろぺろ舐めて、「大好き!」という気持ちを伝えることもあります。

 

 自分より上だと判断した存在に喜ぶ気持ちや敬意を伝えるために行います。

 

 この合図をないがしろにしてしまうと、次第にワンちゃんは飼い主さんに気持ちを伝えることがなくなっていきます。

世界共通のコミュニケーションツール

 ボディランゲージは、狼から受け継がれた言語で、世界中どこでも使える共通のコミュニケーションツール

 

 この感情表現は生まれてからしばらくの時間をかけて、兄弟と過ごしながら身につけていくものです。

 

 この方法を知っているワンちゃんは新しい環境で他のワンちゃんと一緒になっても適応しやすいと言われています。

 

 しかし、早いうちに母親と引き離されたワンちゃんはこのしぐさを習得できていない場合もあります。

 

~こんなことをされたら好かれている証拠?~

匂いを嗅いでくる

 ワンちゃんは、好意を寄せる人に魅せるしぐさの例として近づいて匂いを嗅ぐというものがあります。

 

 ワンちゃんにとって匂いを嗅ぐのはご挨拶。

 

 人間に対してだけではなく犬同士でも行われるコミュニケーションの一つです。

 

 初対面のワンちゃんなら、ドキドキしながら関心を抱いて匂いを嗅いでくることもあります。

 

 その時は、触らず、目をじっと見たりせずに待ってあげます

 

 間違っても急かしたり無理に撫でたりしないようにしましょう。

遊びに誘ったり体を寄せる

 他にもおもちゃを持ってきて遊びに誘ってきたり、体を寄せてリラックスした状態を見せてくれたりするときがあるのなら、その子はあなたに好意を抱いているのかもしれません。

 

 その時は、喜ぶとともに思い切り遊んであげましょう。

 

〜カーミングシグナルは人間からもできる〜

 本来ワンちゃんが使う方法ですが、カーミングシグナルは私たち人間でも使用できます。

 

 ワンちゃんをリラックスさせてあげることもできます。

 

 カーミングは「落ち着かせる」という意味で、ワンちゃんが自分の気持ちを静めるたり、相手に敵意がないことを示したりするために使うものです。

 

 例えば、初めて会ったワンちゃんを真正面から見つめると怖がられてしまいますが、敢えて目をそらしてみてください

 

 ワンちゃんには「嫌なことはしないよ。お友達になろう」と伝わる合図です。

 

 少しの理解工夫で、より絆を深めることができるので、ぜひ実践してみてください!

 

次の記事:「犬が悲しく恐怖を覚えているときの2つのサイン」

 

前の記事:「犬は感情を読み取れる?人間でいう2〜3歳と同レベルの頭脳」

 

最後に

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