泣いているときや落ち込んでいるとき、ワンちゃんがそっと近づいてきてくれたことはないでしょうか。
昔から、犬には悲しみが伝わると言われてきました。
しかし、オーストラリアの獣医大学で行われた研究の結果、ワンちゃんは悲しみ以外の感情も読み取ることができるらしいということが分かりました。
普段、人間とワンちゃんの感情について気にしたことのない方もいると思い、この記事にまとめてみましたので見ていきましょう!
~ワンちゃんは表情を読み取る?~
実験でも証明されている
行われた実験では、スクリーンに人間の【笑顔・怒った顔】を映し出しました。
24匹のワンちゃんを二つのグループに分け、一つのグループは笑顔の写真を選び続けることで報酬がもらえるようにしつけ、もう一つのグループには連続して怒っている顔を選ぶと報酬をゲットすることができるようにしつけました。
実験の結果、ワンちゃんたちは条件に沿った表情を選択し、ご褒美を手に入れました。
犬の中でも牧羊犬として長い時代を人間と過ごしてきたジャーマンシェパードやボーダーコリーは、特に成績が良かったようです。
この研究の中で明らかになったのは、飼い主さん以外の表情をもワンちゃんは読み取ることができるということです。
絆関係が結ばれていない人間のこともお見通しなようです。
ちなみに実験中に【ご褒美はもらえる】けれど【怒った顔を選択】しなければならないとき、ワンちゃんは非常に躊躇したと発表されています。
怒った顔がネガティブな印象を持つことをしっかり識別している、ということが分かりました。
犬は言葉も理解できる動物
また、サセックス大学が発表した研究結果には、ワンちゃんが人間と同じように言葉を理解するということが明らかになりました。
母音と子音を聞き分け、イントネーションやトーン、声量などから感情を把握したことに世界中から大きな驚きが寄せられています。
~犬は幼児程度の知能を持っている~
2〜3歳の人間と同じ能力を持つ
ワンちゃんの賢さは先述のとおりですが、人間に表すとその知能は2~3歳の幼児ほどだと言われています。
言葉のイメージを200個程度覚えてくれるワンちゃんもいるというのだからびっくりなことです。
飼い主さんと共に過ごしているワンちゃんの多くは、「オテ」「マテ」「オスワリ」など言葉や動作を覚えてくれます。
人間の表情やジェスチャーを見て、言葉を学習していくのです。
特に、飼い主さんがほめ言葉を発するとき、イントネーションを強めにすることで、ワンちゃんも理解しやすいでしょう。
室内犬はさらに感情を読み取れる
また、個体差を生み出す理由は犬種のほかにもあります。
家庭内で飼うワンちゃんに飼い主さんや家族がよくコミュニケーションをとると、「言葉」や「場面」を聞いたり体験したりする回数が増え、飼い主さんの感情を深く理解するようになるようになります。
~おわりに~
ワンちゃんはとても賢い動物だということがお分かりになったかと思いますが、その力を大きく引き出すことが出来るのは飼い主さんだけです。
個性を伸ばしてその子に合ったぴったりのコミュニケーションをとることが出来ることを願います。
その際にはストレスをできるだけかけないようにしてあげたいものです。
そして、なにか良いことをした時には心からほめてあげましょう!
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最後に
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