〜マイコプラズマとは??〜
「マイコプラズマ」は、細胞壁を持たない細菌の中のひとつで「猫風邪」の一種です。免疫力が落ちた時に症状が表れる、日和見感染症でもあります。
人や動物、植物、昆虫など、いろいろな生物へと感染する細菌ですが、宿る相手を選ぶという特性を持っているので、一度宿った媒体から他の媒体に移ることがなく、ゆえに猫ちゃんから人間へ感染する事ということはありません。
また、日光・乾燥・消毒には弱い細菌と知られています。
〜どんな症状が出るの??〜
感染すると、下記のような症状が出ます。
・くしゃみ
・鼻水
・咳
・発熱
・結膜炎
・感染性関節炎
・眼漏
・脚を引きずる
などの症状が見られます。
〜原因はなんなの??〜
多い感染経路は「接触感染・空気感染」です。
接触感染・空気感染
「マイコプラズマ」は感染力は比較的弱いウイルスです。ただ、同じ空間に長い時間一緒に過ごしていると移る可能性はあります。
多頭飼いの家庭の場合は一匹の猫ちゃんが「マイコプラズマ」に感染してしまうと、他の猫ちゃんたちにも移るリスクが出てきます。感染した猫ちゃんを治るまで一時的に隔離しておくと、感染率は下がります。
少しの間寂しいですが、他の猫ちゃんに移ってしまったらさらに寂しくなります。
他の「猫風邪」にも言えますが、感染症になってしまったら、一時的な隔離は大事になってきます。
〜治療方法は投薬療法??〜
「投薬療法」が主な治療方法となります。
「テトラサイクリン」、「ドキシサイクリン」といった、抗菌薬を投与して治療します。なかなか呼びずらい名称のお薬ですね。
〜予防方法はあるの??〜
多頭飼いしている飼い主さんが「マイコプラズマ」に感染した猫ちゃんに触ることで、手や体に付いたウイルスによって他の飼い猫ちゃんに移してしまうことを予防するため、他の猫を触った時には手を洗ったり、服を着替えたりと少々面倒ですが、それくらいの注意が必要となってきます。人間には移りません。
野良猫ちゃんを触った後も同じ話です。特に野良猫ちゃんは普段関わることがない猫ちゃんなので、どんな病気を持っているかはわかりません。
抱っこをすることはさほどないと思いますが、頭を撫でたり、お腹を撫でたりすることはあるかもしれませんので、そういった場合は家に帰ったら必ず手を洗いましょう。
それが原因で自分の飼い猫ちゃんが「マイコプラズマ」に感染してしまったら、猫ちゃんも飼い主さんも辛い思いをしてしまいます。
また、普段から部屋の環境(温度や湿度など)を整えることも大事な予防手段です。
特に冬の場合は、寒がりの猫ちゃんにはしんどい季節なので、猫ちゃんの体が冷えないように気をつけてください。外出する時には、猫ちゃん用のホットカーペットや暖房をONにするなどしてあげましょう。
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最後に
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