「水が好きな猫はほんとにいる?」水への反応が違う猫種7選と“見守りケア”の考え方

- 目次 -

① 水が嫌いな猫が「当たり前」だと思ってた

猫が水を嫌いという固定観念ある?

風呂場で固まる、逃げる、暴れる

🐾 シャワーの音=避難警報としか思っとらん

昔のちびにとって、風呂場は完全に“立入禁止エリア”やったと。

シャワーの音が聞こえたら、耳がピクッとなって、 そのまま音の方向とは逆にすーっと消えるように移動していくっちゃ。

まるで「近づいたら濡れる」「このあとヤバいことが起こる」って分かっとるかのような行動やったとよ。

たとえばお風呂の残り湯ば流すだけでも、 脱衣所の奥でじーっと気配を探りながら身構えとる姿ば何度も見たばい。

水の音=警報レベルの危機察知。それがちびにとっての日常やったっちゃ。

 

🐾 浴室のドアが開くだけで、緊急脱出モードたい

さらに印象に残っとるのが、浴室のドアが「カチャ」って開いただけで逃げる準備に入る姿たい。

ちびの中では、あの「カチャ」=これから恐ろしいことが始まる合図やったとやろね。

よく見られた避難パターンはこんな感じやった。

  • 音に気づいた瞬間ピタッと停止
  • そろ〜っと後ずさりして廊下方向へ
  • そのままベッド下やソファ裏へダッシュ
  • 1時間以上出てこず、呼んでも反応ゼロ

まるで「見つかったら連れていかれる」って本気で思っとるような避難ぶりに、 こっちも「もう洗うのやめとこうかね…」ってなるくらいやったばい。

猫ってほんとに記憶力がえらい良かけん、風呂場=危険ゾーンって学習するのも早かっちゃ。

 

🐾 「猫は水が苦手」が当たり前と思っとった

そんな日々ば見とると、「猫は水が苦手」って考えがもう完全に刷り込まれていくんよ。

洗おうとすると逃げる/声をかけても固まる/終わったあともしばらく距離ができる。 そういう行動が積み重なるけん、だんだんと「やっぱ猫は水がダメなんやね」って確信に変わっていったと。

当時わたしの中で信じとった“猫=水NG”のイメージをまとめてみるとこんな感じやね👇

思い込み 根拠・理由
猫=水が大嫌い シャワー音だけで警戒、逃げる
猫に風呂は絶対ムリ 抱っこ中に大暴れ、浴室でパニック
無理に洗うと嫌われる 終わったあと何時間も距離ができる
濡れるのはストレスでしかない 毛づくろいもせず、布団にくるまって震える

今思えば、“ちびはそういうタイプ”やっただけかもしれんけど、当時はそれが猫の標準やと思い込んどったとよ。

水に濡れたあとの絶望的な顔

🐾 シャワーを当てた瞬間、時が止まったごとあった

あれはまだちびが若かった頃、どうしても洗わないかん事情があって、 意を決してシャワーば使った日のことやったと。

最初はまだ「なにされると?」くらいの顔やったけど、 お湯がちびの体に当たった瞬間、ピタッと全身がフリーズしたっちゃ。

目はまん丸、体はカチカチ。 まるで“心が一瞬でシャットダウンした”みたいな表情やったと。

 

🐾 タオルに包んでも震えが止まらんかった

洗い終わったあと、ふわふわのタオルでやさしく包んでも、 ちびはブルブル震えたまま動かんかったと。

毛並みはもうふにゃふにゃ、お腹は冷たくなっとって、 それ見たこっちが申し訳なさすぎて泣きそうやったばい。

そのときのちびの反応はこんな感じやった。

  • 身体が緊張でピクピク
  • しっぽは床にピタッと貼りついて動かん
  • 目だけでじーっとこっちば見とる

「もう信じられん…」って目をしとったとよ。 ほんとにそう言いたげな表情やったけん。

 

🐾 「もう二度とせん」と、心に決めた瞬間やった

そんとき、心の中で思ったっちゃ。

「ちびがここまで怯えるなら、風呂はもう二度とせん」って。

それ以降、“清潔より信頼”を選ぶようになったと。

その時わたしが学んだことば簡単に表にしてまとめると👇

経験 気づき
シャワーでフリーズ 猫は水の刺激にとても敏感
タオルで包んでも震える “終わったあと”のケアも重要
見つめる絶望の目 信頼の方がずっと大切って気づいた

その顔、今でも忘れんばい。 ちびにはほんと、ようがんばったって言いたかね。

「猫にお風呂なんてムリ」が常識だった

🐾 “洗う”という発想そのものがなくなっていったと

ちびのあの絶望的な顔ば見てから、わたしの中では「猫=風呂NG」が完全に確定したとよ。

そもそも猫って自分でグルーミングしよるし、そんなに臭くもならんやろ? やけん「じゃあ風呂なんていらんやん」って自然と考えるようになったと。

洗おうと思う気持ちすら起きんようになったけん、 あの時期のちびは、実質“風呂フリー生活”やったばい。

 

🐾 世間の猫もきっとそうなんやろうって思いよった

さらにややこしかったとが、わたしだけやなくて猫飼いの多くが「洗わん派」やったこと

ネットでも「猫に風呂は不要派」の意見ばっか目についとったけん、 「やっぱ猫ってみんなそうなんやね」って思い込んどったと。

洗ってる人が少数派に見えて、むしろ“洗う派”が変わっとるように見えとったくらいやけんね。

 

🐾 自分の中に“お風呂不要神話”ができとった

気づけば、自分の中に「猫にお風呂は必要ない」っていう信仰みたいなものができあがっとったと。

・猫は清潔 ・猫は濡れるのが嫌い ・洗うと嫌われる → =洗わんほうがいい

このロジックがもう完全に固定されとったけんね。

信じとったこと その理由
猫は水が嫌い 自分の猫が極端に嫌がってた
洗う必要はない グルーミングで十分きれいそうに見えた
風呂に入れると信頼が崩れる 洗った後、しばらく距離ができた経験から

👉 実際その頃のわたしは、 この記事にも書いとるように、 “猫にお風呂はいらん派”の代表みたいなもんやったけん、 「もう一生ちびを洗うことはなかろう」って本気で思っとったとよ。

② ところが…水にじゃれる猫が現れた

ちびの水の遊びのサイクル

水道から流れる水を手で触る

🐾 最初は“気のせいかも”って思ったんよ

ある日、ちびがキッチンのシンクにちょこんと座って、 ぽたぽた落ちよる水ばじーっと見つめとったと。

そいで、次の瞬間、前足ばチョンって伸ばして水ば触ったっちゃ。

最初は「たまたま手が当たっただけやろ〜」って軽く思いよったけど、 なんか妙に反応が自然で、しかも表情が穏やかやったとよ。

 

🐾 毎日じゃれるようになってから確信した

それから数日後、また同じように水道のとこに座って、 今度は右手・左手交互にチョイチョイ触るようになったと。

しかも濡れた手をペロッと舐めて満足げな顔までしとったけん、 「あ、これはたまたまやなくて、本人が楽しんどるんやな」って確信したばい。

こんな感じで水にじゃれる行動が定着していったとよ👇

行動 様子 頻度
水をチョンチョン触る 音も感触も楽しんどる風 1日1回以上
水たまりに手を突っ込む 濡れても気にせん 週2〜3回
濡れた手をぺろぺろ舐める においや味ば確認しよる? ほぼ毎回

 

🐾 水が“怖いもの”じゃない子もおるんやね

この頃から、ちびに対する見方が少しずつ変わってきたと。

「猫=水が苦手」って常識がちびには当てはまらんのかもって、 はじめて思いはじめた瞬間やったばい。

「例外体質」って言えばそれまでかもしれんけど、 猫の中にも“水は楽しい”って思える子がちゃんとおるんやなって気づいたとよ。

お皿に顔を突っ込んで遊ぶ

🐾 水入れに“顔から突っ込む”ようになったとよ

ちびの水好きはだんだん進化してきて、今度はお皿の水に自分から顔を突っ込むようになったと。

「こぼれるけんやめて〜!」って言いたくなるくらい、 もう鼻の先までビシャビシャにして水遊びしよったっちゃ。

最初は「間違って落ちた?」と思ったけど、 2回、3回とやるうちに完全に“遊び”やと確信したとよ。

 

🐾 床が濡れても本人は気にしとらん

さらに驚いたんが、足元が濡れてもまったく気にせんこと。

普通の猫やったら、ぬれた床に足がついた瞬間ぴょんって飛ぶもんやけど、 ちびはそのままぬれた床の上でリラックスしとると。

まるでこう言っとるかのように。

  • 「濡れたら拭けばいいっちゃ」
  • 「水?別になんともなかよ」
  • 「むしろ気持ちいいかもしれんね」

ここまで堂々と濡れる猫も珍しかろうもんって思ったばい。

 

🐾 水と遊ぶ“スタイル”が確立されたとよ

こうしてちびの中に“水は遊び相手”っていう認識が定着していったと。

気づけば、毎日水皿の前で遊ぶのがルーティンになっとったし、 こっちもタオル持ってスタンバイしとくのが日常になってしもうたばい。

ちびの“水遊び流儀”ば、ちょっとまとめてみると👇

遊び方 猫の様子 飼い主のリアクション
顔を突っ込む 目を細めてうっとり 「またかい!」って笑う
床をびちゃびちゃにする しっぽで水をはねる 拭きながら感心する
濡れた足で歩き回る 本人は気にせず堂々 あとで足跡を見つけて癒される

ここまでくると、もう水好きって認めざるを得んばい。

びしょ濡れになっても動じない

🐾 自分からバスタブのふちに乗るようになったと

ちびの水好きはついに「風呂場」へと進出してきたとよ。

最初は脱衣所まで様子見に来とるだけやったとに、 気づけばバスタブのふちに前足をかけて、湯船を覗くようになってしもうたと。

お湯が入っとることをわかっとって、 それでもひるむ気配ゼロ。むしろ興味津々って感じやったばい。

 

🐾 前足すべって湯船に“ドボン”してもしれっと戻ってきた

ある日、ふちに立った状態でバランスば崩して前足ドボン→そのまま後ろ足まで落ちてしまったと。

「ギャーッ!やばい!」ってこっちが焦ったとに、 ちびはびしょ濡れのまま落ち着いとるし、逃げもせんかったと。

タオルば差し出すと、ぬるっと乗ってきて、ぬくぬくのまま丸まったとよ。

このときの様子ばまとめるとこんな感じ👇

ちびの動き 飼い主の反応 その後の様子
バスタブにドボン 大声で「ちびーっ!?」 きょとん顔+無反応
自分からタオルへ乗る 急いでふきふき ゴロゴロ言いながら乾燥タイム
そのまま寝る 拍子抜けして笑う 風呂を怖がるそぶりゼロ

 

🐾 「この子、ほんとに水いけるんや…」って思ったばい

この出来事が決定打やった。 ちびは水が平気な猫って、ここでやっと確信したと。

もちろん最初は信じられんやったけど、 ここまで自分から濡れにいく子は珍しかろうもん。

「猫=水NG」って思い込んどったわたしの常識ば、ちびが完全に塗り替えてくれた瞬間やったとよ。

③ 水が好きな猫にはどんな傾向があると?

猫の水の好みを探る

猫種による違い(メインクーン、ターキッシュバンなど)

🐾 猫にも“水に強か体質”を持っとる子がおるとよ

まず知っとってほしかとが、猫=みんな水が苦手ってわけじゃなかってことたい。

猫種によっては「水=こわくない」「むしろ興味深い」って反応をする子もおるとよ。

これは育ち方や経験以前に、ある程度“遺伝的な性質”として備わっとる場合があるっちゃ。

 

🐾 水にポジティブな代表猫種ば紹介するけんね

たとえばメインクーンやターキッシュバンなんかは、水が平気どころか自分から入っていくこともあると。

特にターキッシュバンは“泳ぐ猫”として有名で、世界中でその名が知られとるっちゃ。

ここで、水に強いと言われる猫種ば簡単に比較してみるばい👇

猫種 水への反応 特徴
メインクーン 平気・手で水をすくう行動も 大型・穏やか・賢い
ターキッシュバン 自分から水に入ることも 泳ぐのが得意/遊び好き
ノルウェージャン 比較的平気・雪や雨に強い ダブルコートで水を弾く被毛

 

🐾 「猫は水が苦手」が通用せんタイプもおる

もちろんすべてのメインクーンやバンが絶対に水好きとは限らんけど、 「例外体質」が存在することは間違いなかとよ

人間でいう「高所が平気な人」と「絶対ムリな人」みたいなもんで、 水に対して“強く生まれてきた猫”はたしかにおると。

やけん、猫=水が苦手というのはあくまで“多数派の傾向”であって、 必ずしもすべての猫に当てはまるわけではないってことたい。

性格や幼少期の経験で分かれる

🐾 猫にも“個性”があるけん一概には言えんとよ

たとえ同じ猫種でも、性格によって水に対する感じ方がまったく違うこともあるとよ。

臆病な子は水に近づくだけでも体が固まるし、 逆に好奇心旺盛な子はぴちゃぴちゃ触って遊びよったりするっちゃ。

つまり、猫種だけで「この子は水が大丈夫」とは言い切れんってことたい。

 

🐾 子猫時代の経験が大きく影響することもある

とくに注目したかとが“子猫のときに水とどう関わったか”なんよ。

子猫のときにやさしく濡れタオルで拭かれた/ぬるま湯を嫌な思い出として覚えとらん って子は、大人になっても水をそこまで怖がらん傾向があると。

逆にこんな体験がトラウマになる子もおるけん注意たい。

  • いきなり冷たい水で全身を濡らされた
  • 大声で怒られながら拭かれた
  • 風呂場で長時間拘束された

“水そのもの”やなく、“どう触れられたか”が記憶に残るってことやね。

 

🐾 幼少期の対応次第で“水苦手”にも“水平気”にもなる

ここで子猫のころの水体験が与える影響ば、シンプルに整理してみるけん👇

子猫期の経験 成猫になったときの傾向
ぬるま湯+やさしい声かけ+すぐ乾かす 水に対してそこまで抵抗感を持たない
冷たい水+大声+無理やり洗う “水=恐怖”として強烈に記憶される
濡れずに育った(完全に避けてきた) 好奇心よりも警戒心が勝ちやすくなる

👉 ちなみに、子猫期のケアについてもっと知りたか人は、 こちらの記事にも詳しくまとめとるけん読んでみてね。

「水が平気」と「好き」は別物たい

🐾 水に動じん=好きとは限らんとよ

まず一番に伝えたいとが、水に動じないからといって水が好きなわけじゃなかってこと。

ちびもそうやけど、「平気」な子と「楽しんどる」子は明らかに違うっちゃ。

たとえば手が濡れても気にせん=耐えてるだけってこともあるし、 本当はイヤなんに「我慢しとるだけ」の可能性もあるけん慎重に見極めてあげてほしか。

 

🐾 「好きに見えるだけ」の行動ば見誤らんように

見た目だけでは分からん行動って、猫にはようあるとよ。

水をチョイチョイしてる姿が可愛くても、それが本当に“好きで触ってる”かどうかは別問題たい。

こんな行動は「水が好き」やなく「確認・警戒」の場合もあるばい👇

  • 水面を前足で何度も叩く
  • 触ったあとすぐに足ば振る
  • 水入れの前でじーっと見つめてるだけ

“遊びに見える”行動=水好きとは限らんってことば、飼い主がちゃんと見極めてあげる必要があるっちゃ。

 

🐾 ほんとに好きな子・そうじゃない子の違いば見てみよう

ここで「水が好きな猫」と「平気だけの猫」ば比較してみるけん👇

行動・様子 水が好きな猫 水が平気なだけの猫
水を手で触る 楽しそうに何度も繰り返す 1回だけ触って終わる
濡れた後の様子 気にせずそのまま過ごす すぐ体ばブルブル振って遠ざかる
水場への興味 毎日近づいて観察・遊ぶ たまに来るだけ、すぐ離れる

「嫌いじゃないけど別に好きでもない」って猫も意外と多かとよ。 やけんこそ、うちの子の“ほんとの気持ち”ば見逃さんようにしたいね。

④ 水が好きでも“洗う”のとは別問題たい

猫をどのようにお風呂に入れるべきか?

水遊び=洗っても平気ではない

🐾 “自分で触る水”と“全身洗われる水”は別物たい

まずはっきり言っとくとよ。 水遊びが好きな猫=お風呂も平気ってわけじゃなかっちゃ。

ちびみたいに水にじゃれて遊ぶのは、あくまで“自分のペース”で触れとるけん平気なんよ。

でも突然全身にお湯をかけられて、動けん状態で洗われるとなったら、話はまったく違ってくると。

“自由”と“拘束”では、猫にとってのストレスの種類がまったく違うんやけんね。

 

🐾 「遊ぶ=平気」やけど「洗う=支配される」

人間から見たら「水遊びしてるし、洗っても大丈夫やろ」って思いたくなる気持ちはわかると。

でも猫にとって“遊び”はあくまで自分が主導権を持っとるときなんよ。

その差はこんなところに出てくると👇

状況 猫の主導権 気持ちの変化
自分から水をチョイチョイ 猫が自由に決めてる 遊び感覚/気分でやめられる
抱えられてシャワー直撃 飼い主主導/逃げられない 緊張・警戒・不信感
濡れたあとタオルで包まれる 拘束状態で動けない 我慢 or パニックのどっちか

 

🐾 “濡れることがイヤ”なんやなく“支配されるのがイヤ”かもしれん

ちびを見てて思ったとが、猫が嫌がっとるのは“水そのもの”やなか場合もあるってこと。

動けん・逃げられん・無理やり濡らされる。 そういう「自由を奪われる状況」こそが猫にとって最大のストレスなんかもしれんね。

猫が苦手とするのはこんな状況ばい👇

  • 逃げ道がふさがれとる
  • 音・動き・気配が読めん
  • 濡れたあとすぐ乾かせん

やけん、水に興味を持っとる=お風呂いけるって思い込まんで、ちゃんと“反応”ば見て判断してあげてほしかとよ。

トラウマを植えつけないための配慮

🐾 一度でも“怖い記憶”になったら取り返すのが大変たい

もしどうしても洗わんといかん状況が来たときでも、 一番大事なのは「猫の気持ちを最優先にすること」なんよ。

ほんの一瞬の出来事でも、猫にとっては一生忘れられんトラウマになることがあるけんね。

「濡らした」より「怖がらせた」ことのほうが深く心に残るけん、そこを軽く見たらいかんとよ。

 

🐾 トラウマが残ると生活に影響が出ることもあるっちゃ

嫌な経験をしてしまったあとの猫は、日常の行動にも変化が出てくることがあるとよ。

たとえば風呂場に近づかなくなる/シャワーの音で隠れる/信頼が揺らぐなど、心の距離が広がることも。

その影響ば、ちょっと表にまとめてみたけん👇

トラウマの原因 よくある猫の反応 その後の変化
シャワーの音でパニック 音がするだけで逃げる 風呂場全体に近づかなくなる
強く押さえつけられて洗われた 抱っこに対して警戒心が強まる 触られるのを嫌がるようになる
冷たいまま濡れた体で放置された 体温が下がって震える 自発的なグルーミングすら減ることも

 

🐾 洗うときは“最低限+やさしさ全振り”が基本たい

そいけん、どうしても洗うときは最小限+やさしさ100%で向き合わんといかんと。

ちびの場合も、以下を徹底したら表情がだいぶ変わったとよ👇

  • はじめに声かけして「いまからね」と伝える
  • 洗う時間は3分以内、冷えないうちに乾かす
  • 終わったらふかふかタオル+おやつでフォロー

「洗ったこと」はいつか忘れても、「どう洗われたか」はずっと心に残るっちゃけん、 信頼を壊さんための配慮は、何よりも優先して大切にしたいところたい。

信頼関係があるから受け入れてくれる

🐾 “嫌なこと”でも信頼があれば我慢できることもあるとよ

ちびを見てきて思うとが、信頼しとる相手になら、少々イヤなことでも受け入れられるってことやね。

たとえば爪切り、目ヤニふき、お尻拭き… どれも猫にとって気持ちのいいもんやなかけど、信頼があれば逃げずにがまんしてくれるとよ。

お風呂もそのひとつ。問題は「誰にどう扱われるか」なんよ

 

🐾 優しい声かけが猫の気持ちを落ち着かせると

いきなりガバッと抱えて風呂場に直行するんやなくて、 「いまからね」「ちょっとだけ頑張ってね」って声かけながら進めると、それだけで空気が変わると。

ちびが落ち着いて対応できたときのパターンはだいたいこうやった👇

  • 最初に「がんばろうね」って声をかける
  • 短時間でさっと終わらせる
  • 終わったらすぐに褒めて安心させる

この流れを守るだけで、猫の表情がまったく違うっちゃ。 「怖いことされた」じゃなく「信じてよかった」って記憶が残るけんね。

 

🐾 「どう洗ったか」が心に残るとよ

猫ってほんとに賢かけん、そのときの雰囲気や感情ごとまるごと覚えとるっちゃ。

あとで「あのときちょっとイヤやったけど、大丈夫やったかも」って思えるのは、“扱われ方”がやさしかったときだけやと思う。

ここに「洗った状況」と「猫の記憶」の関係を簡単にまとめてみたばい👇

洗い方のスタイル 猫の記憶に残る印象 その後の反応
無言で強制・急にシャワー びっくり+支配感 風呂場に近づかなくなる
ゆっくり声かけしながら進める 怖かったけど安心感あり 次からも逃げずに協力してくれる
洗い終わったあとに褒めてなでる 「自分を大事にしてくれた」って実感 スキンシップや信頼が深まる

洗ったこと自体より、「どう接したか」が記憶に残る。 猫との関係って、やっぱりそういうとこやと思うとよ。

⑤ ちびの結論:水は遊び相手でよか。風呂じゃなか

猫と人間の清潔さの異なる視点

無理に洗わんでも清潔は保てる

🐾 猫は“自分で清潔を保つプロ”たい

まず大前提として伝えたいとが、猫ってものすごく清潔好きな動物ってこと。

人がなにもせんでも自分で毛づくろいして、体をきれいに保とうとしよるっちゃ。

ちびも1日のうち3〜4時間はグルーミングに使っとるけん、それだけで十分きれいなんよ。

猫は“洗われる”ことより“自分で整える”ことの方が本能的に落ち着くらしいけんね。

 

🐾 「猫=洗うもの」という思い込みは人間目線かもしれん

確かに人間にとって「きれい=洗う」って発想が普通かもしれん。

でも猫にとっての“きれい”は「においを消す」「毛並みを整える」「外敵に気づかれない」といった目的があるとよ。

つまり、見た目の美しさじゃなくて“生きるための清潔”ってことなんよね。

ここで「人間と猫の“清潔”の違い」ば表で比べてみたばい👇

清潔の定義 人間
におい 香り付きの清潔感が好まれる 無臭が理想(においを消すために舐める)
見た目 ツヤ・光沢・ヘアスタイル重視 体温・皮脂バランスの調整が目的
頻度 毎日お風呂に入る習慣がある 毎日セルフケアで何時間もグルーミング

 

🐾 本当に必要なのは“信頼とちょっとした補助”だけ

もちろん病気・老化・怪我などで自分でグルーミングできんくなったときは、 飼い主がそっと手を貸す必要があるとよ。

でも、それ以外は無理に洗わずにこんなケアで十分たい👇

  • ブラッシングで抜け毛を減らす
  • においが気になる部分だけ濡れタオルで拭く
  • おしりまわりのケアや目ヤニのふきとり

猫は「手をかけられるより、信じてもらう」ことを何より大切にしとる。 やけん、無理に洗わんでも「ちゃんと清潔でおれる」ってことば、知っててほしかとよ。

「水好き=レア」でも認めてあげてほしか

🐾 水が好きな猫は“少数派”やけど存在するっちゃ

たしかに世の中の猫のほとんどは水を苦手としとる

でもそれでも、ちびみたいに水にじゃれたり、濡れるのが平気な子もちゃんとおるとよ。

「水好きなんて変わっとる」って思われがちやけど、 それはただの“珍しいだけ”であって、おかしかわけじゃなかっちゃ。

 

🐾 「変わってる」じゃなく「そういう個性」たい

猫の性格ってほんとに十匹十色で、 何が好きで何がイヤかも、その子その子でまったく違うっちゃ。

たとえばこんなタイプの子もおるとよ👇

  • 雨の日に窓際で雨粒を見てうっとりする子
  • お皿の水に手を突っ込むのが日課な子
  • 風呂場の床に寝転がるのが好きな子

人間から見て“変わっとる”ことも、猫にとってはごく自然な習性なんやけん。

 

🐾 水好き=異常じゃなく“珍しい”だけと思ってほしか

ここで「水が苦手な猫」と「水が好きな猫」の違いば整理して比べてみるばい👇

項目 水が苦手な猫 水が好きな猫
水場への接近 風呂場に入らない/避ける 自分から近づいて観察する
濡れたときの反応 すぐに逃げる/震える 気にせずそのまま遊ぶことも
飼い主の印象 「普通の猫っぽい」 「ちょっと変わってる?」と思われがち

でもね、ちびから言わせてもらえば“変わっとる”って言葉の裏には、 人間側の思い込みがあるだけやないと?って思うと。

その子の“好き”をそのまま認めてあげられる大人でいてほしかとよ。

うちの子のペースを信じて見守って

🐾 他の猫と比べても意味はなかとよ

いろんなSNSや動画で水を楽しそうにする猫ば見かけること、あると思うと。

でもね、あれはたまたま水に強い“その子”がそうだっただけなんよ。

「うちの子はダメかも…」じゃなくて、「うちの子はうちの子」って受け止めてあげてほしかとよ。

 

🐾 判断基準は“うちの子の反応”ただそれだけたい

大事なのは猫本人がどう感じとるか。 毎日の表情・反応・しぐさがその答えば教えてくれるっちゃ。

たとえばこんな反応は、猫からのサインやけんね👇

  • シャワー音にピクリともせん→余裕あり
  • 水場を避ける→無理せん方がよか
  • 濡れても気にせん→様子見ながらOK

どれも正解。不正解なんてひとつもなかけん、自信もって見守ってよかよ。

 

🐾 大切なのは「今、この子が心地よいか」だけたい

ここで最後に、“猫にとっての100点満点”ってなんか?って話ばまとめてみるけん👇

行動 見た目の評価 猫の満足度
ピカピカに洗われる 人間目線では“きれい” 落ち着かずストレスが残る場合も
毎日グルーミング+声かけ やさしく整った印象 安心して自然体でいられる
信頼のもと自由に過ごす 少し汚れがあっても気にならん 100点満点の気分で寝とる

👉 清潔や洗い方のコツが気になる人は、 こちらの記事にも書いとるけん参考にしてみてね。

「猫が心地よさそうにしとる」それだけで100点なんやけんね。 比べず、焦らず、ゆっくり見守ってあげてほしかとよ。

⑥ この記事のまとめ

項 目 内容の要点まとめ
風呂場で固まる、逃げる、暴れる シャワーの音・浴室の気配だけで逃げたり隠れたりする猫は多い水=恐怖の記憶がある子もおると。
水に濡れたあとの絶望的な顔 無理に洗うと猫は強いストレスを感じる。タオルに包んでも震えが止まらず、信頼にも影響する可能性があると。
「猫にお風呂なんてムリ」が常識だった 猫=洗わん方がいいという考えが常識として根づいていたけど、実はそれも“思い込み”かもしれんばい。
水道から流れる水を手で触る 遊びとして水に触れるのが楽しい猫もおる。 ちょんちょん手で触る姿に「平気なん?」と驚くことも。
お皿に顔を突っ込んで遊ぶ 顔が濡れても平気、床がびちゃびちゃでも気にせん子も。 水とのつきあい方はほんとに猫それぞれたい。
びしょ濡れになっても動じない バスタブにドボンしてもしれっと戻ってくる猫も存在するっちゃ。 水に対して“強い子”もおるとよ。
猫種による違い(メインクーン、ターキッシュバンなど) 猫種によって“水に強い遺伝傾向”を持つ子もおると。泳ぐ猫で有名な種類もあるっちゃ。
性格や幼少期の経験で分かれる 子猫期の水体験や、性格の違いで水に対する反応は大きく分かれるけん、観察が大事たい。
「水が平気」と「好き」は別物たい 水を触れる=好きとは限らん。我慢してるだけかもって視点も忘れずに。
水遊び=洗っても平気ではない 自分の意思で触れる水と、拘束されて洗われる水はまったくの別物たい。
トラウマを植えつけないための配慮 一度の恐怖体験が長く記憶に残る猫も多いけん、 洗うときは最大限のやさしさと慎重さが必要。
信頼関係があるから受け入れてくれる 誰にどう扱われたかが猫の印象に強く残る。 優しい声かけと配慮で、猫の協力が得られることもあるとよ。
無理に洗わんでも清潔は保てる 猫はグルーミングで自分の清潔を保つ力が強いけん、必ずしもお風呂は必要なか。
「水好き=レア」でも認めてあげてほしか 水が好きな猫は珍しかかもしれんけど、それも“その子らしさ”として大事にしてほしか
うちの子のペースを信じて見守って SNSや他の猫と比べず、“うちの子がどう感じとるか”がすべてたい。それだけでよかと。

▶︎参考記事:水が好きな猫ちゃんもいる!?水遊び好きな猫ちゃんへの対策と安全ガイド【水道職人:公式】

 

最後に

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