子犬を拾ってしまったとき、「具体的にどうしたら良いのか?」戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、犬を拾うときにするべき行動を順番にまとめましたので見ていきましょう!
〜捨て犬の2点の確認が必須〜
最初に確認しなくてはいけないのは、「ワンちゃんが首輪やハーネスを身につけているか」、そして「その身につけているものに連絡先などが書いていないか」という2点です。
拾った犬に飼い主がいるか確認
最近では、犬用マイクロチップが埋め込まれているワンちゃんも多いので、動物病院や愛護センターなどで確認してもらいましょう。
もし、飼い主さんが特定できるのに飼い続けてしまうと、トラブルの元になります。
飼い主さんがわかるのであれば、必ずお返しするようにしましょう。
もし、元の飼い主さんに虐待などの疑いがある場合は、動物病院、動物愛護センターや警察などに相談するようにしましょう。
迷い犬は殺処分の恐れもあり
突然拾ってしまって、自宅で飼うか決めかねる場合は、ボランティア団体や動物愛護施設、動物病院、警察に連絡するようにしましょう。
しかし、警察ですと保健所に連れて行かれて殺処分されてしまったり、動物愛護センターでも殺処分がある可能性があります。
ですので、できれば動物病院やボランティア団体、殺処分のない動物愛護センターに連絡をするようにしましょう。
大切なのは、自分一人で抱え込まず、動物好きな人たちや動物を助けたいと思っている人たちに相談すること、そして自分でもソーシャルメディアなどを通じて積極的に、拾ったワンちゃんが幸せに過ごせるように道を探すことです。
〜迷い犬を動物病院に連れて行こう〜
自宅で預かれる、という場合には、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
犬の健康状態や年齢がわかる
動物病院に連れていけば、ノミやダニなどの対処、健康であるかチェック、ワンちゃんの年齢や何が必要なのかのアドバイスをもらえます。
多頭飼いをしているお家であれば、新しいワンちゃんとの接触で病気が移ったり、ノミやダニが繁殖してしまう危険性もあります。
そのため、家に入れる前に、動物病院に連れて行くのが安心です。
獣医師さんに迷い犬の保護期間を相談
そして、獣医さんに具体的に不安なことを相談するのも重要です。
今後、どれくらいの期間預かることを考えているのかなどを含め、相談しましょう。
保護した犬の診察料金はどのくらいかかるの?
そのまま飼うと決めたときの最大の診察料金を書いておきます。
診察だけして、すぐに里親が見つかれば診察料金だけ払えばいいと思うかもしれませんが、どっちみち予防接種は必ず受けるものになりますので、保護した方がまずは受けさせるのがいいと思います。
予防接種していれば、その後に里親になる方に請求すればいい話です(仮にそこで新たな里親が嫌がるようなそぶりを見せるならその人を里親と選んではいけません。ちゃんと飼ってくれないと思います。)。
健康診断 | 約3,000円(診察内容によって前後する) |
混合ワクチン(5種) | 4,000~6,000円 |
混合ワクチン(9種) | 6,000~9,000円 |
狂犬病予防注射 | 約4,000円 |
畜犬登録費用 | 約3,000円 |
合 計 | 20,000〜25,000円 |
動物病院によって受診料が違う?
ただし、上表の料金はあくまで目安で、地域や動物病院によってそれぞれかかる費用が異なってきます。
(参照サイト:ワンコトさん)
人間の場合は、健康保険が適用されることで全国一律の「公定価格」で診察を受けることができますが、犬の場合(というより動物の場合)は、「独占禁止法」により禁止されているため、診察料金・予防接種料金が高い病院、安い病院が出てきます。
安いからと言って、ワクチンの質が悪いとか、適当に診察するというわけではなく、この独占禁止法によって、獣医師団体の方で基準料金を定めることができないのです。
そのため、動物病院によって診察料金に差が出ているのはやむを得ないことなので、受診前に近くの動物病院について調べていった方が良いです。
また、ワンちゃんの場合は猫ちゃんと異なり、犬種によって体格差もかなりあるので、それでも受診料金は変わってきます。
ただし、とりあえず今は「子犬」についての診察料金なので、そこまでは大きく変わってこないと思います。
目安として、20,000〜25,000円を覚えておいてください!
〜迷い犬の保護に必要な道具を揃えよう〜
小分けのドッグフードが便利
ワンちゃんを自宅に連れて帰ってきたら、ワンちゃんの生命維持に必要なごはん、キレイなお水、トイレの場所のペットシーツを用意しましょう。
コンビニであれば少々割高ではありますが、小分けになっているドッグフードもありますので、保護期間に合わせてワンちゃんにご飯をあげることができます。
動物用のウェットシートで保護犬の体を拭く
また、最初は体の汚れも気になると思いますので、ふき取りタイプの動物用のウェットシートで体をキレイに拭いてあげましょう。
ワンちゃんがそのあと自分の体をなめてしまっても大丈夫なように、必ず動物用のウェットシートを使うことに気をつけてください。
人間の赤ちゃんと同じだと思って接してください。
肌が弱かったり、刺激にとても弱いので、専用の物を使うことが大切になってきます。
初日〜3日間は保護犬も不安でいっぱい
また、初日〜3日くらいまでは、ワンちゃんも環境になれずに落ち着かないこともあります。
ワンちゃんが「自分はここにいていいんだ」と思えるように、できれば専用のベッドなどを毛布で作ってあげると良いでしょう。
保護していく中で様々浮かんでくる細かい疑問でも、トラブルなどあればすぐに獣医さんに相談しましょう。
〜迷い犬を拾ったことについてのまとめ〜
繰り返しの話になりますが、まず、子犬を拾ったら、飼い主がいないかどうか確認し、いなければ里親を探してください。
里親を探している間は保護が必要になってきますので、自分で保護するか、ボランティアセンターや警察に連絡してください。
自分で保護をする場合は、ワンちゃんから病気をもらってはいけませんし、ワンちゃんの健康状態も知っておく必要がありますので、動物病院へ連れていってあげてください。
診察や予防接種の合計料金は20,000〜25,000円を目安にしてください。
自宅で保護する際には、必要なドッグフードや寝床等を用意してあげてください。
ここまでが「子犬を拾ったとき」の一連の流れです。
ちなみにうちのココアは拾った犬ではなく、私の親の知り合いの家で生まれたチワワを譲ってもらいました。
この記事のトップ画像は家に来た初日の画像で、最初は家になれずにキョロキョロしながら家の中を散策し、少し慣れてきたら私たちと遊び、すごく疲れたのか、初日から爆睡かましているところを撮りました。笑
(当時はガラケーでしたので画質が荒いのはご容赦願います!!!笑)
今では家の重鎮となり、一家の大黒柱として日々元気に暮らしてます。笑
これからもよろしくね〜ココちゃん♪って感じでこの記事を締めたいと思います(・∀・)
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最後に
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