成犬をしつけることは、子犬をしつけるよりも長い期間がかかるといわれています。
ワンちゃんにとっては、自分のルールを覚え直さなければならないためです。
人間でも一度覚えたことを違う方法で覚えなおさなければならないとなると、時間がかかるものです。
そこで、成犬になってからのしつけのコツをまとめましたので見ていきましょう!
~しつけの前に~
ワンちゃんに対するしつけとは、人間側が「これは守ってほしい。お願いね。」と教えるものです。
ワンちゃんは教えなければできません。
反対に、教えることができるなら、ルールは覚えてもらえます。
その期間はワンちゃんそれぞれですが、躾のフェイズに移行するためには前提条件があります。
ワンちゃんに信頼されてますか?
それは信頼関係が築けているかということです。
ワンちゃんに信頼できる飼い主だと認識してもらうためには、一貫した態度をとることです。
良いこと・悪いことを「ブレずに」教え続けることで、信頼は深まっていきます。
飼い主の気分で接しないで!
飼い主のそのときの気分で、「このときはOK!」「このときならNG!」などブレブレの対応をするのは最悪です。
人間同士の付き合いでも言えることです。
~アイコンタクトできてる?~
合わせて重要なのがアイコンタクトです。
アイコンタクトはしつけの土台
これは散歩、日常生活など様々なしつけを行うときの土台になります。
名前を呼んでワンちゃんの注目を引き付けることができれば、次はアイコンタクトを意識しましょう。
注目状態になって初めてワンちゃんはお願いを聞いてくれます。
これがアイコンタクトはしつけの土台と呼ばれている理由です。
飼い主さんの声に反応できないとあらぬ事故の元になったり、興奮状態を落ち着かせられない状態が続いたりします。
自分の名前を覚えさせる
そのためにはまず、ワンちゃんに自分の名前を覚えてもらいましょう。
タイミングは、ごはんやおやつなどを食べる前です。
名前を呼びながらおやつなどで注意を引き付け、ワンちゃんと飼い主さんの視線を合わせます。
少しでも達成できれば、おやつを与えて大げさなくらい褒めてあげましょう。
これによってワンちゃんに「名前を呼ばれると良いことがある」と覚えてもらうことができます。
ここでの注意は先述の「一貫した態度」をとること。
毎日褒められる時の方法が異なればワンちゃんは混乱してしまいます。
ご褒美の方法は覚えやすいようにしましょう。
~散歩のコツはリーダーウォーク~
アイコンタクトをマスターしたら、次はワンちゃんにとって欠かせない散歩のルールを教えます。
リーダーウォークって何?
リーダーウォークとは、自分(飼い主さん)がリーダーだとわかってもらうために、飼い主さんが主導権を握って散歩することです。
いつも散歩でワンちゃんにグイグイと引っ張られてないですか?
それはワンちゃんは「自分がリーダー」だと思っている可能性があります。
安全な散歩とは、飼い主さんの隣を離れないように行うものです。
突然の飛び出しによる事故などを防ぐこともできます。
リーダーである飼い主さんが行き先を示してくれることでワンちゃんは安心し、飼い主さんのことを信頼できるようになってきます。
散歩の誘導権を犬に与えないこと
リーダーウォークを教えるには、自分より前にワンちゃんが行こうとした場合、素早く反対方向に誘導します。
そして方向を変えることができたら褒めてあげてください!
〜成犬でもしつけはできる!〜
このように、成犬でもしつけは可能です。
しかし、その子のペースに合わせて進めることも大事です。
成犬は自我が確立している分、飽きやすい傾向にあります。
短時間ずつで区切ると良いでしょう。
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最後に
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