ワンちゃんを飼う時に考えなければならないことは結構あります。
その一つが去勢・避妊をどうするかです。
ワンちゃんの体へのダメージもありますし、飼い主さんにも費用がかかりますが、これは大事な選択でしっかりと知識をつけて頂きたく、まとめましたので見ていきましょう!
〜なぜ去勢する必要があるの?〜
そもそも、なぜ去勢をする必要があるのでしょうか?
繁殖行動をさせないため
理由は様々ですが、一番大きな理由は、繁殖行動をさせない、つまり外で勝手に子どもを作らせないということです。
メスのワンちゃんの場合は、何かお腹のあたりが大きくなってきたなあと思ったら、ある日突然子どもを4,5匹出産ということもあります。
こんなにたくさんの子犬を一体どうやって育てていけばいいのだろう、もらってくれる人が見つかるだろうかと途方に暮れる飼い主もいるでしょう。
そのため、メスのワンちゃんの飼い主の場合は、望まぬ妊娠を防ぐという上で避妊手術をさせる場合があるのです。
遠吠えをさせないため
オスの飼い主の場合は、去勢手術をさせなくても、その点では特に困ることはありません。
飼っているワンちゃんが子どもを外で作っても、実際のところ飼い主には分からないことが多いからです。
でも、だからといって去勢手術をしなくてよい訳ではなく、逆に、オスの場合は、外で子どもを作ってしまいメスの飼い主に迷惑を掛けてしまうという心配が大いにあります。
その他には、オスのワンちゃんがメスのにおいをかいで興奮し、遠吠えをするという心配もあります。
特に室内で飼っている場合は、この問題は深刻です。
いくらペットOKのアパートであっても、時間を問わず大きな声で鳴かれたり遠吠えをされたりしては、苦情を受ける心配もあります。
そのため、オスの性的衝動を抑えるため、去勢をさせるかどうか飼い主は検討する必要があるのです。
〜どんな手術をするの?〜
生後5〜6ヶ月で去勢手術を受ける
手術は、動物病院で行います。
獣医さんからは生後5〜6か月頃に去勢手術をするよう勧められることが多いです。
あまりにも子犬の場合や老犬の場合ですと、体力が少ないため、体に大きな負担がかかってしまいます。
去勢費用は15,000〜50,000円程度
去勢の費用は動物病院によってまちまちですので、直接問い合わせてみるとよいでしょう。
なお、メスのワンちゃんの場合は開腹手術をしなくてはいけないので、オスよりも費用が高くなります。
去勢手術には、一般的にはオスの場合、15,000円〜30,000円、メスの場合、30,000円〜50,000円位の料金がかかります。
自治体によっては、去勢手術の費用を補助している場合もありますので、担当窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
全身麻酔をして手術をする
手術前日の夜から食事を与えないようにし、当日は全身麻酔をして行います。
去勢手術は1.5cmほど切開して睾丸を取り出す内容です。
メスの場合は、卵子と子宮を摘出します。
オスの場合は一般的に入院をする必要はなく、日帰りの手術となり、メスの場合は1泊となる場合が多いです。
〜去勢すると太りやすくなるって本当?〜
ホルモン変化で体質が変わる
去勢すると太りやすくなるとよく言われます。
本当のところどうなのでしょうか?
結論から言うと、去勢手術を受けた全てのワンちゃんが太るという訳ではありませんが、今後太ってしまう確率がかなり上昇します。
理由としては、去勢後のホルモンの変化が挙げられます。
オスとメスでも異なる
オスの場合は、テストステロンというホルモンが減るため、性に対する興味がなくなり、食欲の方に関心がいきがちになります。
その結果、以前よりたくさん食べてしまうため太ることが多く見られます。
メスの場合は、エストロゲンという脳に満腹感を与えるホルモンがあるため、食事の方が増え、やはり太りやすくなります。
次の記事:「去勢前後で犬が唸る行動変化はオスとメスで異なる」→
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最後に
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