猫って何もない天井、誰もいない方向の壁をじーっと見てることがありますよね。
まるで猫だけに見える何かがいるように、目を大きく開いて微動だにしないので「怪奇現象!?」「もしかして幽霊?」なんて焦ってしまうことがあります。
でも、実はこれは猫を飼っているとよくあることで、通称「フェレンゲルシュターデン現象」とも言われています。
うちのちびも魂が抜けたように部屋の角を見つめているときがあり、心配になったことがあります。笑
最後まで読んでいただければ、これが幽霊や怪奇現象ではないことがわかります!
この現象について、ここでまとめてみましたので、見ていきましょう!
〜猫のフェレンゲルシュターデン現象とは嘘なのか?本当なのか?〜
フェレンゲルシュターデン現象の噂がネットで拡散されただけ?
「猫が何もない方向を見ていたり、誰もいない方に向かって鳴くことをフェレンゲルシュターデン現象という」「猫がみつめている方向には霊がいる。これをフェレンゲルシュターデン現象という」という噂がネットで拡散されたことがあります。
その他にも猫ちゃんは天井に向かって鳴いたり、何もない空間で鳴いたり、誰もいない部屋で鳴いたりと摩訶不思議な行動を取ることがあります。
でも、実はこの説、嘘だということが分かっているのです。
ナチスの心霊研究科シュターデン博士とは?
まことしやかに囁かれた「フェレンゲルシュターデン現象」とは、第二次世界大戦中、ナチスで心霊現象について研究していたシュターデン博士が、愛猫フェレンゲルが何もない空間をじーっと見つめているのを不思議に思い、その空間の温度を測ったところ、他の部分よりも2度ほど温度が低かった。そのため、目に見えない霊がそこにいて、猫だけは識別できるのだということなんですが…。
もう一度繰り返しますが、これは誰かが作ったよくできた作り話です。
実際にはナチスの心霊研究科シュターデン博士は存在しません。
猫には霊感があったり幽霊が見えることはない
「猫には霊感がある」とか「猫は幽霊が見える」なんていうことは全くないので安心してください。
本当に私自身信じ切っていたので、猫には霊感があったり、幽霊が見えるものだと思ってました。笑
バラエティーとしてフェレンゲルシュターデン現象を知っておくことをオススメします(‘Д’)w
〜猫はなぜ誰もいない部屋や方向に向かって鳴くのか?〜
猫は5〜6m先しか見えないくらい視力が悪い
猫はあまり目が良くありません。
猫の目は遠くを見ることができず、5〜6m先くらいしか見えないと言われています。
その代わり、他の感覚が秀でています。
聴力は人間の3〜4倍もある
そのかわり、聴力は人間の3〜4倍あります。
人間の耳には聞こえない、ほんのわずかな音でも聞こえているのです。
特に、人間には聞き取りにくい、高い周波数の音を聞き取るのが得意です。
下表のように、人間が聞き取れる音は20,000ヘルツまで、犬の聞き取れる音域は65,000ヘルツまで、それに比べて、猫は75,000ヘルツまで聞こえるようです。
人間 | 犬 | 猫 | |
最高周波数 | 20,000 Hzまで | 65,000 Hzまで | 75,000 Hzまで |
猫の聴力がどれほど優れているか分かります。
耳をピンと立てて、目を大きく見開いて何もない方向を見ているのは、人間には聞こえない小さな音を聞いているのでしょう。
家の中には、水道管を流れる水の音、電化製品の発する音、昆虫の出す羽音、外を走る車の音や足音などなど、人間は意識していなくても、音があふれています。
〜猫は紫外線を見ることができる?〜
猫は目が悪いですが、人間には見えないものが見えるということが、近年の研究によって分かってきました。
猫は人間とは違う波長の光を見れる
とはいっても、霊的な話ではないので安心してください。
イギリスの生物学者ダグラス教授によれば、猫には紫外線が見えているようなのです。
猫だけではなく、犬、うさぎ、イタチなどの動物も紫外線を見ることができるそうです。
猫は夜行性のため少しの光で見える
また、夜行性のため、暗闇の中でもほんのわずかな光を頼りに物を見ることができます。
ですから、猫が誰もいない真っ暗な部屋の中で、暗闇をじーっと見つめていても、気にすることはありません。
〜猫のフェレンゲルシュターデン現象についてのまとめ〜
この記事をまとめてみて「フェレンゲルシュターデン現象って嘘なのかよw」と思いました。笑
猫は幽霊が見える動物なのかと思っていました。笑
博士も存在してなくて、結局ネットの噂に転がされていたなと感じた次第です。
ただ、やっぱ猫ちゃんは人間とは違い、視力も聴力も人間では感じ取れない領域のものを感じ取れるので、それがフェレンゲルシュターデン現象の話のネタになったんだな〜ってスレた考えを持ってこの記事をまとめることができました。笑
最後に、我が家のちびが「フェレンゲルシュターデン現象中」の画像を載せてこの記事を締めたいと思いますwありがとうございましたw
← 前の記事:「猫のひげの中に1本だけ違う色が混ざってることがあるのはなぜ?」
この記事を読んだ人が一緒に読む記事
最後に
今回の記事が少しでもタメになったな、面白かったなと思っていただいた際には、記事のシェアをお願いします!
ココアとちびの応援をしていただけるととても嬉しいです。
こちらの記事にTwitter・インスタグラム・LINE等のアイコンを載せておりますが、ぶっちゃけ一番嬉しいシェア方法は「はてなブックマーク」です。
お忙しい中お手数をおかけしてしまいますが、ご協力頂けると幸いです。
これからも問題解決できる記事を書いていけるよう、精進してまいります!ありがとうございました!